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記者が教える広報PRの方法

元読売新聞記者・電通PR メディアの専門家 坂本宗之祐

文章で稼ぎたかったら、新聞を参考にしてはならない理由


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坂本宗之祐です。僕は新聞記者でした。新聞記者といっても、結局はサラリーマンです。いろいろな制約の中で生きていました。

が、今の僕はサラリーマンではなく経営者なので、自分のペースで仕事をできます。よって自由がきく。これは最高です。

自由ほど価値があるものはない!とすら僕は思います。

このところ独立・起業を志す人が増えています。その際に、避けて通れないのが「文章で発信する」という作業です。

「坂本さんは新聞記者やってたから、文章を書けていいですね」とよく言われます。

しかし、新聞記者の文章スキルは、自由競争の市場に放り出されたらまったく使い物になりません!

それは僕自身が身をもって体験した事実です。

新聞記事の執筆スキル、それは業界内でしか通用しない、汎用性の低いスキルです。

新聞関係者には、恐ろしいほどマーケット感覚が欠落しています。これは致命的と言えるほどです。

新聞の人だけでなく、どんな人でもこれから自らの市場価値を作り上げていかないといけません。下の記事で書いたように。

 

ニュース価値のつくり方とは?労働市場のキャリア形成と同じ。今と同じ働き方では10年後生き残れません! – メディア戦略!ニュース価値のつくり方とは?労働市場のキャリア形成と同じ。今と同じ働き方では10年後生き残れません! – メディア戦略!

 

これからの時代の文章は、新聞スタイルとはまったく違う書き方が求められます。

ちょっと新聞に厳しいことも言いますが、新聞は今も愛しています。だからこその意見だと思って読んでください。

 

最近、新聞が面白くない

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僕は毎日、新聞を読んでいます。これは新聞記者になる以前からの習性で、読まないとなんだか落ち着かない。

もうパブロフの犬的な条件反射の行動になってます。

しかし、そんな僕ですら、「もう新聞を家で取らなくてもいいかもな」と思ってしまう。

なぜか?「これは!」と目を見張るような、新聞でしか読めない記事が最近ないからです。

単なるニュース、例えば安倍首相が何を言ったかとか、僕が毎日気になるプロ野球のソフトバンクホークスが勝ったかどうかとか

そういう単なる情報って、全部ネットで読めちゃうじゃないですか。

速報性では、テレビやネットにかなうわけないですよね。

だからこそ、新聞には単なる「事実」の報道だけじゃない、ユニークな記事がないといけないと思うわけです。

ところが、最近ますます、「当たり障りのない記事」ばかりが増えている気がして仕方がありません。

通信社みたいな事実の伝達のみだったら、新聞をとる意味が本当にないですよ。

理由は明らかでしょう。

・ネットでマスコミが叩かれるようになり、リスクを避けるために冒険できなくなっているから

少しでも事実と異なる部分があると、ネットですぐ暴露されて叩かれますからね。

ですが、そういう時代変化も乗り越えて、市場に評価される商品を提供するよう努めるべきだと思うのです。

が、今の新聞見ていて、そういう変化のかけらすら見つけることが難しい。もどかしい思いです。

 

文章を書けずに飯食えず苦労しました

僕は何年も前に新聞記者をやめて、すぐブログを書き始めることにしました。

正直、最初は「僕はプロの新聞記者だったから、ブログも楽勝だろう」と思っていました。

が、実際に書いてみても、ぜんっぜんアクセスが伸びないのです!けっこう衝撃でした。

その理由は今ではよくわかります。新聞の文章スタイルは、事実をたんたんと伝えるだけだからです。

僕は長年の新聞記事の執筆で、ひたすら「自分を押し殺して文章を書く」クセが染み付いていたのです。

ネットで読んでもらえる文章には、少なくとも次の二つの要素が必要です。

 

1)書き手の「顔」が見える

人間味のかけらも感じられないような、のっぺらぼうの文章って面白くないですよ。

教科書とか電化製品のマニュアルを進んで読みたい人はほとんどいませんよね。

だから、どこのどんな人が書いているのか?人柄も含めてさらけ出すことが不可欠です。

 

2)書く内容に「ニーズ」がある

あなたがインターネットを使うときのことを考えてみてください。

だいたい、「何か調べたいことがある」ときに活用するメディアのはずです。

だから、ネットで書く記事は、誰かの「知りたい」欲求に応えるものである必要があります。

 

さて、僕は新聞記者時代も、読者さんのことを思いながら記事を書いていたつもりでした。

が、新聞の購読者さんって、幅が広すぎて、具体的にきちんとイメージできていませんでした。

そして、「自分が伝えるべきだと思った記事」を書くという行為を繰り返していたのです。

僕はそれじゃダメだと気づいて、ニーズのある記事を書くことを必死に考えました。

僕の場合、純粋にブログのアクセスだけで稼ぐことは考えませんでした。

ブログの先にニーズのある商品・サービスを用意する、というシステムを作りました。

そして、どうにか回せるようになる成功体験を得ることができました。

 

「読む人の立場で書け」

コラムニスト堀井憲一郎さんの本「いますぐ書け、の文章法」(ちくま新書)に、次のような一節があります。

文章を書くことの基本精神はサービスにある。

(中略)

「読んでいる人のことをいつも考えて書けばいい」

 

もう本当にここに尽きると思います。堀井さんは、もともと雑誌で文章を書いておられたようです。

だから、いかに読まれるか?は考え抜かれてきたと思うのですよ。

それから、次のようなことも書かれています。

 

誰に伝える文章なのか?が最初の段階。そして誰に、を設定しただけで終わってはならない。

大事なのは、誰に、が決まった後、「その人はどういう気持ちで文章を読むのか」というところまでリアルに考える、ということ。

 

うーーん、ここまで僕も考えてなかったです。本当に反省です。

新聞記者は、確かに文章を書く様々なテクニックは持っています。正しい日本語の書き方には通じています。

ですが、その文章を100%純粋な市場競争の中で評価してもらったら、生き残れる記者・記事はどれくらいいるのか?

結局ですね、文章のテクニックや正しい日本語かどうかなどは、関係がなく

「いかに読者さんを喜ばすことができるか?メリットを与えられるか?」に尽きるわけです。

 

文章が下手でも全然大丈夫!

そういう意味では、「自分は文章は上手くないから」というあなたでも、全然大丈夫です。

文章のテクニックどうこうではなく

・いかに読み手に寄り添うことができるか?

ここにかかってくるからです。

文章そのものは、あまり上手じゃないものでも、やっぱり想いが伝わってくるものってあるじゃないですか?

だから、例えば客商売などでお客さんの気持ちを理解することに長けた方がブログを始めると、すごく人気になったりしています。

文章のプロとかそうじゃないとか、もう関係ないですよ!

誰にでも発表の場は、オープンに開かれています。ネット時代ですからね。

むしろ逆にプラットフォームに守られてきた既存メディアの書き手の方がちょっと心配です。

その中でも、雑誌メディア出身の方は、「いかにニーズに応えるか?」という思考に慣れているので、強いですね。

今やってるNHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」は雑誌がテーマで、その意味でもとても面白いです。毎朝見てます。

 

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」さん(@nhk_totonechan)が投稿した写真

いかに読者に喜んでもらうか?を考え抜く姿は、あなたもきっと参考になりますよ。

ネットの世界(ブログ)って、読まれた数字もシビアに現れますし大変ですが、評価されればそれもきちんと数字で表れます。

ある意味、公平な民主主義の世界です。

僕自身、このブログは始めて間もなくまだまだですが、がんばって育てていこうと思います!

文章がうまくなる方法については、こちらの記事もご参考にされてくださいね。

 

文章を書くコツは、“とにかく書け!” 原稿を書かないとバカになる法則 – メディア戦略!文章を書くコツは、“とにかく書け!” 原稿を書かないとバカになる法則  

 

 

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手紙を書いてマスコミにPRする方法(自由国民社)