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世界最大メディア・実績No. 1 コンサルタント 坂本宗之祐

リーダーの言葉が伝わらない理由…現場から離れるほど人間は劣化する


「今さら何を言っているのか?」

思わず一瞬、頭に血が上りました。先日、あるニュースを目にした時のことです。

米国務長官ジョン・ケリー氏が先日、広島の原爆資料館を訪問しました。そこで彼は、「驚異的」で「人間としてのすべての感受性を揺さぶられる衝撃的な展示だった」と感想を述べたそうです。

冒頭の言葉は、その時に率直に頭に浮かんだ感慨でした。

原爆投下から71年。あまりに時間が経っています。この超大国のリーダーらが長らく、現場の市民への切実な認識を何ら持たないまま、政治の舵取りをやってきたことを露わにした発言だと思いました。

無辜の市民の生活を一瞬で破壊する、ということに、判断を下す「上」にいる人間がほとんど無感覚なんだなと憤りを覚えました。バーチャルゲームのような感覚なんでしょう。

 

ピラミッド組織では、上に行くほど人間性が劣化する

新聞記者時代から、「人は現場を離れていくほど、ダメになっていく」と感じていました。

巨大なピラミッド組織であるほど、上の人間が末端で組織を支える現場の人々から乖離していきます。

「自分はえらい」「自分は正しい」と勘違いします。その結果、現場のリアルから目を背け、自ら汗をかかず、小手先の理屈ばかりこねるようになるのです。

「お客様の笑顔のために…」「グローバルな視点で…」「社会に貢献…」などなど、様々な企業のメッセージに目を通してきました。

が、大半が表面的な美辞麗句に終始しています。読み終わって、全く何の印象も残らないのです。

身体感覚のない空虚なことばの羅列です。

リーダーがそうした抽象的なことばばかり発するようになると危険です。

それは現場を軽視し、五感で感じ取ることを放棄した証です。

あるいはチャレンジ精神を失い、体面の取り繕いしか頭にない「事なかれ主義」に陥った成れの果ての姿なのです。

 

老いも若きも、自立すべき

僕は美辞麗句を振りかざして、威張る人間が嫌いです。立場をかさにきて、末端の人に威張る人が嫌いです。

社会の様々なシーンを目の当たりにしてきて、末端の現場をたやすく踏みにじるケースに強い憤りを感じてきました。

役人が民間をいじめる、大企業が下請けをいじめる。あるいは掃除のおばさんやヒラ職員に威張り散らす。無能なリーダーほど威張ります。

逆に、本当に素晴らしいリーダーほど、どんな人に対しても謙虚で腰が低いのです。

かつては喜怒哀楽に満ち満ちた現場で奮闘していた人が、現場から離れるや、踏ん反り返る。立場が下の人間に「俺の言う通りにやれ」「お前も苦労しろ」と押し付ける。

時代は変わっているんですよ。今の時代に対処するのに、今の現場で悩み苦しむ人の心に寄り添わないでどうするんですか。

若い世代は若い世代で、楽することばかり考えている人が多いです。体を動かさずに、ネット検索で何でも解決しようとする効率至上主義。

安易なマニュアルやテクニックを追い求め、現場で汗をかきません。

理屈ばかりで、空虚なことばがネット上に溢れています。

若い人も年配の方も、楽して得することばかり考えているんですよ。

権威にすがって「もらう」「たかる」マインドが骨の髄まで染みついています。

自立的に思考して行動していない、五感をフルに使っていない。自分で責任を背負いきる覚悟がない。

だから、ゴツゴツした手応えが伝わってくるようなメッセージが生まれるわけがありません。

 

身体性の伴うことばを聞きたい

人間は、五感をフルに使って経験することによってしか、本当の意味で学ぶことはできない生き物だと考えています。

その意味で、現場で汗をかき、時には泥水をすすって初めて、聞き手・読み手に対して説得力と共感性が伝わるメッセージが生まれてくるのではないでしょうか?

僕は決して偉そうなことを言える人間ではありません。ただ、幼少期からラグビーで揉まれてきたからか、全身を使わないと気が済まない質のようです。

新聞記者になってからも、現場を這いずり回って泥水にまみれたり、目に染み入る真っ赤な夕焼け空に心を奪われたり…。

今も、街と人の息吹が感じられる自転車やバイクが大好きです。いつも五感で風を感じ、この世界のリアルに触れていたいのです。

バーチャルはもういいですよ。頭でっかちの理屈はもうたくさんです。身体感覚のない空虚な言葉ももうたくさんです。

現場に行け!動け!五感で感じとれ!そこからにじみ出た情熱のほとばしるメッセージを聞きたい!

僕は今、それを切望しています。

 


手紙を書いてマスコミにPRする方法(自由国民社)



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