続きを読む

打って出る企業のための広報PRの方法

世界最大メディア・実績No. 1 コンサルタント 坂本宗之祐

メディアを操るという発想はやめよ!大手人気企業の広報から耳打ちされた言葉


「ここだけの話、坂本さまだけにこっそりお伝えします」

新聞記者時代、ある有名企業の若い広報担当者から耳打ちされた言葉です。

強い違和感を覚えたのを覚えています。

「記者はこっそり教えれば喜んで尻尾を振る」と、いかにも広報マニュアルで学んだ感がありありとにじみ出た話しぶりだったからです。

そもそも彼とは、その日会ったのが初めてでした。初めて会った人同士、いきなり深い情報をやり取りする信頼関係ができるわけもありません。

その会社は、学生の就職人気ランキングで毎年トップクラスの会社です。優秀な彼には「人はニンジンをぶら下げれば動く」という信念があったのでしょう。

しかし、僕が望むのは、誠実な心から発せられる真実の言葉なのです。

 

大衆をコントロールする、という傲慢

利益誘導すれば人は動く。これは確かに一面では真実です。

ただ、「利益誘導して大衆を動かす」ことは、昔ほどうまくいかなくなっています。

大手企業やマーケティング専門家と称する方々の中には、「大衆をコントロールする」といった傲慢な上から目線のメンタリティが根強くあります。

それは記者だけではなく、今や多く人々が敏感に感じ取っています。

当然、「コントロールされたい」と願っている人々など、世の中にいるわけがありません。

机上の勉強ばかりやってきた人たちが、大企業の社員や官僚になる。そして理屈でしかものを考えられず、人の心が分からない。

これが社会を停滞させている、一番の根本的問題だと感じています。

多くのリーダーが現場を知らず、人を数字やデータとしてしか捉えられない。一人ひとりの生活に対する想像力が、決定的に欠けているのです。

 

日本人の心理は凍てついている

経営コンサルタントの大前研一さんは「欧米の経済学を勉強した人たちが、いくら理論を振りかざしても、理屈通りにいかない」日本の現状について説明しています(東京経済オンライン4月29日の記事)。

例えば、超低金利の1.56%(201412月時点)のフラット35という住宅ローンがあります。

こんな低利の商品は日本にしかなく、海外なら借りたい人が殺到します。

なのに、日本の住宅ローンは、まったく貸出残高が増えない。

大前さんは、その原因は「日本人の『心理』が凍てついているから」だと喝破しています。

「安心してください」という、とにかく明るい安村さんの言葉が昨年流行語になりましたが、今みんな不安なのです。

「安心できない」心理が、世の中に蔓延しています。

先日、年収1000万円超の会社員の方から、「独立したい」と相談を受けました。客観的にはとても恵まれている立場です。

が、聞けば「将来が不安」だと言います。

この方に限らず、物理的な目先の利益ではなく、「心を満たしてほしい」と誰もが潜在的に強く願っているのです。

 

共感と信頼でつながる時代へ

これからは理屈や利益誘導ではなく、「人の心の読みあいっこ」の時代に入ります。

安心感を与える、喜びを与える、安らぎを与える、感動を与える、自分には価値があるんだと気づかせる。

こうしたメッセージを発信できる人や会社こそが、大きな価値を持つようになります。

これはテクニックやマニュアルだけでは対応できません。

先日出版した拙著「手紙を書いてマスコミにPRする方法」(自由国民社)では、「利益誘導してコントロールする」という考え方とは、真逆のことを書いています。

つまり、記者や読者視聴者といった、情報を受け取る側の心理に寄り添っていただきたい、ということを、最もお伝えしたかったのです。

人をコントロールする発想ではなく、人に寄り添うマインドを持った方、共感できる心を持った方が、あっという間にネットワークを広げています。

マスコミへのプレスリリース一つとっても、一方的な自社の宣伝ではなく、記者やその先にいる読者視聴者に寄り添う言葉をつむげる会社は、勝手に広まっていくのです。

あなたは、これからも上から目線の利益誘導で、人々をコントロールすることを目指しますか?

それとも、人の心理に寄り添って、共感と信頼を築いていく道を選びますか?

すべてはあなたの選択にかかっているのです。

手紙を書いてマスコミにPRする方法(自由国民社)


取材が来る10日間無料メールセミナー
お名前(名字のみ)
メールアドレス