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記者が教える広報PRの方法

世界最大メディア出身 No. 1 コンサルタント 坂本宗之祐

会社をスケールアップさせる新規開拓のメディア戦略


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「ますます付加価値の高い会社にしていきたい!」

先日参加した、ある上場企業の投資家向け説明会でのこと。熱っぽく語るその創業社長の表情は輝いていました。

いくつもの苦労を重ねながら、へこたれずに未来に夢と希望を持ってチャレンジする、そうした人の姿は実に清々しいものだな、と感じました。

その社長の姿を見ながら、僕は新聞記者時代に取材した選挙のことを思い出していました。

票が集まるのは、人に夢と希望を与えられる候補者です。初めて選挙に臨む政治家のタマゴは、票を新規開拓していく必要があります。

ベテラン政治家のような強固な地盤がないので、最初は大変な苦労を強いられます。ですが、そうした困難に立ち向かい、理想の未来を語り、人々に夢と希望を与えることができた候補者には、票がなだれ込むのです。

「選挙は熱伝導ですよ」と、ある新進気鋭の政治家が教えてくれました。

本気の情熱をもって、人々と真摯に向き合う。言葉を交わし、握手を積み重ねる。そうしていくうちに熱は人々に伝わり、支持の輪がじわじわ広がっていく、というのです。なるほどな、と思いました。ビジネスの世界も、まさに同じでしょう。

多くの経営者の方は、会社を今よりもっと成長させたいと考えているはずです。すると、お客様の新規開拓は避けられません。

スケールアップを目指すなら、今までとやり方をガラリと変える必要が出てきます。次元の違う取り組みが必要になるのです。

売上を3倍にしたいなら、今やっている営業活動を3倍にしますか?宣伝チラシを3倍にしますか?活動量を単純に増やすというやり方では自ずと限度があります。

ではどうするか?というと、「影響力のある人や組織を味方につけていく」ことです。

選挙で勝つことも同じです。個々の有権者との握手の数をひたすら増やすのも限界があります。

だから、まとまった票を動かせる有力者や団体から支持を取り付けることがとても大事になってきます。

そういう意味でも、一瞬で何万、何十万、時には何百万もの人々にリーチできるテレビや新聞といったマスメディアは、何としても支持を取り付けたい対象です。

ところが、それができている経営者の方は、ほんの数えるほどしかいないと感じています。

最初から諦めているか、広報担当者に丸投げして、「宝くじに当たるような幸運を待つ」受け身の姿勢が蔓延しているのです。

「いえ、ウチはちゃんとプレスリリースを送っています」という方がいます。

確かに、マスコミに郵送やファクス、メールで知らせている会社は無数にあります。

ですが、選挙で考えてみてください。美辞麗句ばかり並ぶ怪しい政治家のチラシを受け取っただけで、その人を支持しようと思いますか?普通は思いませんよね。

それと同じで、チラシを受け取っただけで見知らぬ人を取材しようと思う記者は稀です。

本気で「熱」を伝えようという方がほとんどいないから、プレスリリースの大半はゴミ箱行きなのです。

早い話、手を抜いているのです。手を抜いて伝わるはずがありません。マスコミといっても、そこにいるのは一人一人の人間です。

経営者が本気でマスコミの記者たちにぶつかっていけば、「熱伝導」が起きていきます。

つまり、マスメディアを通じた情報拡散は、運でも偶然でもなく、経営者自身が意図的に引き起こすことができるのです。

人と人が直に向き合い、目を見て話をしてこそ、熱伝導が起きます。

2013年の参院選からブログやツイッター、フェイスブックなどを用いたネット選挙が解禁となりましたが、今のところ期待されたほど効果は現れていません。

やはり、ネットでの発信だけではバズは起きにくく、多数の人々を巻き込む熱伝導を引き起こすには、実際に会うことなしには起こりえないということを証明している気がします。

ただ、実際に会わなくても、不特定多数の人々に強い信頼と親しみを感じてもらえる装置がテレビ新聞といったマスメディアです。ここに至れば空中戦が使えます。

しかし、そのマスメディアを味方につけるには、チラシを送りつけるだけの空中戦で挑んでは失敗します。

マスコミ記者たちは、人間の目利きです。彼らに生身で情熱をぶつけていくことは避けられないのです。

もちろん、ただの利己的な情熱では門前払いを受けます。自らの仕事としっかり向き合い、その社会的意義を認識しておくことが大前提です。

経営学者のピーター・ドラッカーは、経営者にとって最も大事な資質として、才能ではなく「インテグリティ」をあげています。

誠実、真摯さ、正直といった意味です。マスメディアの記者たちは、目の前の人物にインテグリティがあるかどうか?について、非常に感度が鋭い人たちなのです。

影響力のあるメディアであるほど、社会的な責任を自覚しているため、小さな利得では動きません。

こちらのインテグリティを伝えられるか?が極めて重要なポイントになると考えています。

健全な夢と希望を持った方には、インテグリティがあります。そうした方こそ、ぜひマスメディアを味方につけて、数十万人、数百万人の規模で世の中に熱伝導を起こしていただきたい、と願っています。

 

 



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