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取材が来るプレスリリース7つの秘訣!マスコミ記者の本音


1 一枚のリリースには、ワンテーマが鉄則!

まず、1枚のプレスリリースに盛り込む内容は、1つのテーマに絞ること。これが鉄則です。

欲張って、あれもこれもお伝えしたい!という気持ちはわからないでもありません。

「何でもかんでも盛り込んでおいたら、どこかに興味を持ってもらえるんじゃ?」というスケベ心なんですね。

しかし、記者の立場に立ってみてください。話が分散していると、理解できません。

「この人は何を言いたいんだろう?」と頭をひねります。そして、まったく何も印象に残りません。

一回のプレスリリースで全要素を盛り込んで、「一発勝負をかけよう!」としないことです。

いくつも要素があるのなら、それぞれ分けて別々のリリースにしましょう。

それによって、記者にはわかりやすくなる上、あなたもプレスリリースの数を増やすことができ、取材獲得のチャンスが増えます。

2 マスコミは、自分を売り込む人を嫌う

ほとんどのプレスリリースが、いきなり売り込みを始めています。自らのこと、わが社のことをアピールするのです。

記者としては、序盤から売り込まれると、引いてしまいます。

「ただの売り込みの宣伝の紙ね」と思われた瞬間、アウトです。そのままゴミ箱に捨てられてしまいます。

せっかく後段にいいことが書いていても、それでは無意味です。

マスコミは、自分を売り込む人が大嫌いです。押しが強い人は逆効果で、「絶対出すもんか」と多くの記者が考えます。

マスメディアとは、公共や社会のために存在する組織、だと僕は考えています。

記者たちも基本、世の中を良くしたいと願って仕事している人たちです。

そういう人々に、「うちだけトクさせろ」と言わんばかりに売り込んむ行為は、あなたに何を招くか?

記者から軽蔑されるだけです。

「この人、マスメディアのこと何にもわかっていないな、自分のことしか考えていないんだな」

マスメディアとは、社会の課題を解決する道筋を、記事で取り上げることが使命です。

だから、彼らは基本、「世の中の役に立つ情報」にしか興味がありません。

マスメディアは、個々のビジネスの宣伝をするためにあるものではないのです。

もちろんテレビや新聞の報道が、個々のビジネスの宣伝になることはあります。

でも、それは「結果的に」、宣伝になっただけなのです。

だから、僕はクライアントさんには「プレスリリースでは、社会の役に立つことをお知らせしてください」とお願いしています。

世の中に役立つことをすれば、結果的にマスコミが取材にやって来ます。

善意から発した、社会に役立つ情報をマスコミに届けてくれたんだと、記者に受け取ってもらえればいいのです。

3 タイトルが超重要!練りに練ること

タイトルが超・超重要です。強調しきれないくらい重要です。記者はある意味、ここしか見ません。

本当にいい加減につけたタイトルが多すぎます。

せっかくニュース性があるのに、残念なタイトルでゴミ箱直行しているものが数えきれません。

タイトルだけで、予備知識のない人でも意味が理解できるように書いてください。

プレスリリースは、中学生でもわかるような、プレーンな表現が望ましいです。

専門用語は使わないことは基本です。できるだけ、一般人に馴染みのない言葉は避けてください。

記者は、なじみのない言葉が出た瞬間に思考停止します。

ここでは、残念なタイトルの事例を紹介しています。参考にしてください。

4 ストーリーを盛り込むと、説得力と共感性が高まる

僕はこれまで北海道から沖縄まで日本全国に足を運び、何千人もの方々からお話をうかがってきました。

どんな人や組織にも、必ずドラマやストーリーがあります。

あなたにも、今ご自分がやられているお仕事・活動に至るドラマがあるはずなのです。

それを「ストーリー」にして簡潔に語るといいですよ。

ご自身の経歴や人となりを開示することは効果的です。人柄が感じられると、「この人は信用できそうだ」と感じてもらいやすくなります。

ご自身のストーリーをもとに、今のご活動をやっているきっかけとして語ると、2つのメリットがあります。

一つは、説得力が大幅に高まる、ということです。大義を感じさせるんですね。

「あなたはなぜ今その活動をしているんですか?」と聞かれて、

「いや、何となく」「ご飯食べるために稼ぐ手段として」とかいう人と、

きちんと過去の背景から語れる人って、記者の受け止め方には雲泥の差があります。

マスメディアの人は、志を持って頑張る人を取り上げたいと考えています。

それから、もう一つは、

ストーリーそのものが人間の興味関心を引きつけるパワーを持っている

ということです。

ストーリーを聞いた人は、自然とその主人公に共感してしまうんですね。ストーリーは優良なコンテンツなんですよ。

インディアンのポピ族の格言で、「物語を制するものは、世界を制する」という言葉があります。これは本当にそうだと思います。

あなたや会社には必ずストーリーがあり、その中に大きな宝があります。これを掘り出してください。

5 プレスリリースに写真を効果的に使う方法

プレスリリースには、写真を載せるととても効果的です。

写真は、たった一枚でも、一瞬で見た人に大量の情報を伝えることができます。文字数にすると、何千文字もの情報です。

それだけの情報を、見た一瞬で伝えることができるという強力なメリットがあります。

忙しい記者たちに、一瞬でプレスリリースの内容を伝えることができるのですね。

それに、テレビはもちろん、新聞の記者でも「画(え)になる取材」をしたいと考えています。

なお、ここでの写真には、できる限り「人物」の顔が見えるような写真にしましょう。モノだけの写真では、いかにも宣伝チラシっぽくなってしまい、逆効果です。

写真はうまく使うと非常に効果的です。ぜひ有効に使ってくださいね。

6 抽象的に書くと怪しく見られる法則

「人を笑顔にする」や、「お客様に貢献する」などは、ありがちな耳障りの良い表現です。

しかし、これって抽象的です。具体的に何も伝わってきません。

「抽象的に書くと怪しく見える法則」というのがあります。

プロの記者がこうした文章を見ると、

「具体的に書けないのは、中身が何もないからだろう?」

と、瞬間的に判断します。

だから僕はクライアントさんに、口酸っぱく「具体的に書いてください!」と必死でお願いしています。

そういう意味でも、上記で説明した「ストーリー」は有効です。

人が実際に経験してきたストーリーは具体性があり、他の誰にもマネできない唯一無二なものだからです。

7 継続的に送り続けることが非常に大事!

1回、プレスリリースを送って反応がなく、「やっぱりダメだったよ」とすぐ諦めてしまう方が非常に多いです。

それは本当にもったいないことなのです。

記者たちは届けられたプレスリリースには目を通しています。

1回で終わらせず、継続的に送り続けることで、記者たちはあなたの存在を認識するようになります。

そして忘れられません。

あっ、もちろん同じ内容のプレスリリースを送り続けてはいけませんよ!

毎回、頭をひねって新しい動きをお知らせするのです。
(同じプレスリリースを送り続けると、迷惑業者として華麗にブラックリスト入りします)

また、テレビの情報番組や新聞の生活情報の担当記者は基本的に、プレスリリースをそのまま記事・番組にしません。

彼らの頭の中で「こういう企画をやりたい」というアイデアがあり、その後に素材を集める作業に着手します。

つまり、まず自分たちがやりたいことありきなのです。

なので、彼らの頭の中に、御社に関連するテーマに興味がない時に、「うちを取り上げてください!」というプレスリリースを送ってもかなり難しいわけです。

食べ物に例えると、テレビや新聞の企画担当者は、その時々で食べたいと思っているものが違います。

ある時は「うな丼食いたい」ある時は「パフェ食いたい」など。

ですので、彼らが情報を求めるタイミングとぴったり合うまで、こつこつ情報を届け続けることです。

すると、「そうそう、こんなの探してたんだよ!」という時がいずれ来ます。

まとめ

ほかにも言いたいことは数えきれないほどありますが、今回はここまでにします。また機会あるごとに紹介していこうと思います。

いずれにしても、最も根本的なことは、

プレスリリースではわが社ではなく、世の中のことを優先していただきたい

ということです。

どんな事業、活動にも、社会的な意義があるはずです。

あなたのお仕事を客観的にとらえ、社会的な意義を記者に伝えるように、プレスリリースを書いてみてくださいね。


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NECのプレスリリースは、これまでの最高点でした!【プレスリリース採点】


さて今回は、日本電機(NEC)さんが2016年7月12日に発表したものを取り上げます。

NECさんの本社は、僕の自宅の近くです。朝夕の田町駅周辺は社員さんの人混みがすごく、巻き込まれると大変なのですよ。

NEC、4インチ幅ラベルプリンタ「MultiCoder 503Lシリーズ」を商品化しラインアップを一新

~小型筐体により、医療現場を始め限られたスペースの様々な用途に対応~


 NECは、4インチ幅ラベルプリンタ「MultiCoder(マルチコーダー)503Lシリーズ」の商品化によりラインアップを一新し、本日より販売活動を開始します。

 新商品は、底面積が幅188mm x 奥行245mmと、ほぼB5サイズのコンパクトな本体サイズで、用紙の高さわずか3mm(注1)のラベルや医療用リストバンド(注2)など特殊な形状・素材に対し、文字情報に加えバーコード/二次元コードの印刷も可能です。

 これにより医療現場、公共・商業施設の窓口、製造・物流現場など、狭い場所でかつその場で印刷が求められる業務に利用できます。さらに、別売オプションにより無線LAN(5GHz帯/2.4GHz帯)に対応(注3)することで、タブレットPCとの組み合わせも容易となり、より幅広い用途での利用も可能です。

 なお、新シリーズでは、印刷方式2種類(熱転写/感熱方式、感熱方式)、接続対応方式2種類(USB、USB+LAN)、カッター対応(有、無)の組み合わせで選択可能な計8モデルを提供します。

 NECは社会ソリューション事業に注力しており、様々な業務環境に適したPCやタブレット、プリンタなどのスマートデバイスを提供することで、企業や団体の高度な情報基盤の構築に貢献していきます。

<背景>
 現在、医療現場では、医療用リストバンドや検体ラベル、またお薬手帳に貼る処方箋ラベル、受付票などの印刷が、また、公共施設や商業施設の窓口では、受付票や貸出票の印刷が行われています。いずれも限られたスペースで利用者毎に異なる氏名や情報をスムーズかつ正確に印刷することが求められています。

 さらに、製造・物流現場では、取り違えや間違いのない高い品質管理を実現するため、プリント基板や部品表示向けのラベル、また食品の原材料表示や生産情報を管理するバーコード/二次元コードラベルをその場で印刷する必要があります。

 新シリーズ「MultiCoder 503Lシリーズ」では、4インチ幅までの様々な用紙サイズ(注4)に対応するとともに、印刷方式・接続対応方式・カッターの装着など用途に合わせて選択可能な8モデルをラインアップしました。

 設置面積が、ほぼB5サイズのコンパクトな本体サイズで、限られたスペースを有効活用できます。更に、現場のワークスタイル変革を見据えた無線LANや、現場の細やかな要望に応える伸縮式のスタッカー(注5)の別売オプションも新たに用意し、こうした様々な環境で利用できます。

天下のNEC様だから許される書き方

まずタイトルから見ていきましょう。最初に「NEC」ときます。これはオッケーです。

日本人であれば、大多数の人が知っている会社です。

このように、「誰もが知っている」ワードをタイトル内で見せつけることは有効です。記者は「何だろう、とりあえずチェックしなきゃ」と気になってしまうのです。

今回のリリースは、タイトルで「NEC」以降に面白みのない言葉が続きます。ラベルプリンター、MultiCoderなど...。

でもこれは、天下の「NEC」様だから許される書き方です。普通の方はマネしてはいけません。

そもそもタイトルには、アルファベットの言葉を入れてはいけません。

国内メディア記者は、超ドメスティックです。外国語に弱く、中には敵意すら抱く人もいるのです。

具体的な使用イメージが浮かぶ、好印象を与える表現の仕方

次にサブタイトルを見ます。「~小型筐体により、医療現場を始め限られたスペースの様々な用途に対応~」。

「筐体(きょうたい)」って、日常で使わない言葉です。もちろん新聞NHKでも使いません。こういう言葉はやめましょうね。

でも、「医療現場」という、具体的な使用のイメージを伝えているのはとてもいいですね。

具体性が伝わる上に、「医療」において使われるものとなると、社会性が感じられます。

つまり、この商品が「世の中に役に立ちそうなものだな」と記者に感じられるのです。

過不足なく、かつ平易な文章

では、本文に入っていきます。序盤の書き出しで「〜〜〜開始します」から始まって、製品のサイズ、特徴、用途が説明されます。

これが長ったらしくなく、かつ必要十分な情報を盛り込んでいます。これはいいですね。

しかも、後半に<背景>という部分があります。これが素晴らしいです。

通常、どこかの会社が出す新しい商品をニュースにしてもらいたいなら、それが

「世の中にどのような意義があるのか?」
「どんな新しい価値を提供するものなのか?」

を、伝えないといけません。

その点、今回のリリースでは、この商品が必要とされる、社会的背景をきちんと説明しているのです。

これは、多くの企業の方にも見習っていただきたいポイントですね。

個人的な話ですが、僕は2016年3〜4月に入院しました。その際に医療用リストバンド、腕につけていましたよ。

検査や投薬のたびにバーコード読まれていました。なので、なおさら納得感がありました。

採点:70点

全体的によくできたプレスリリースです。記者に親切ですし、この製品の社会的な意義も伝わってきました。

ただ一つ難を言えば、やはり「タイトル」ですね。

アルファベットですし、具体的な製品名って、記者にはニュース価値の判断材料にはならないのです。
(もちろん、アップル社のiphoneのような超メジャー製品は別格です)

多くの会社さんが、今回のような「製品名」を前面に押し出した書き方をしていますね。

それは、社内からの要請によるものであることは、まあ今の僕なら理解できます。

でもそれは、「広告」的な"売らんかな"の発想です。これは、ほとんどの記者が嫌います。

プレスリリースは基本、製品を押し出すものではなく、世の中がどうなるか?を伝えるものです。

今回のNECさんは本文が良かっただけに、タイトルからそこを意識されるとなお良かったですね。

というわけで、今回は70点をつけさせていただきました。



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【採点】シャープのプレスリリース発表文ににじむ、業績不調の原因


2016年7月11日発表のプレスリリースです。引用します。

シャープ、屋外のデジタルサイネージに適したLEDディスプレーを発売

晴天下でもくっきり表示可能な5,000cd/m2の高輝度(※1)を実現
LEDディスプレイ<VF-S601>を発売

 シャープは、晴天下でもくっきり表示可能な高輝度の実現により、屋外のデジタルサイネージに適したLEDディスプレイ<VF-S601>を発売します。

 本機は、5,000cd/m2の高輝度により、屋外やショーウィンドウなど、外光の射し込む明るい場所(※2)での高い視認性を実現しました。表示面はもとより、背面にも防水・防塵対策(※3)を施しているので、雨水や粉塵にさらされる環境下でも安心してお使いいただけます。さらに、LED素子同士の間隔が約6mmの狭ピッチなので、高精細な表示が可能となり、文字情報も鮮明に映し出します。

 また、本機を複数組み合わせて、サイズや形状をフレキシブルに設計(※4)できます。店頭に手軽に設置できるコンパクトサイズから、大型の商業施設などに相応しい大画面まで、設置場所に応じた対応が可能です。

 外国人観光客の増加に伴い、ガイダンス表示などのニーズが高まっており、屋外のデジタルサイネージの設置拡大が見込まれています。当社は、本製品により、デジタルサイネージ用ディスプレイのラインアップを強化するとともに、設置からコンテンツ配信、メンテナンスまでのサービスを一貫して提供し、幅広いユーザーのニーズに対応してまいります。

うーん、何の変哲もない製品発表ですね。

ニュース価値としては、ベタ記事にしかならない書き方

一般メディアはもちろん、日経さん(日本経済新聞)でも大きな記事になるようなニュース性はなさそうです。せいぜいベタ記事でしょう。

あまりに真っ正直すぎます。ニュースで扱ってほしい、取材してもらいたい、という思いがあれば、もっと書き方は工夫できるはずです。

タイトルはシンプルですね。「誰が、何をする」がすっと理解できます。理解しやすいという点では及第点です。

世間ではタイトルから何を言っているか意味不明なリリースが少なくないですからね。

今回のシャープさんのタイトルはわかりやすい点は評価できます。

しかし、せっかくのシャープさんご自慢のLEDディスプレイですよね?もっとアピールしませんか?

マニアックな専門性のアピールに走って失敗するケース

この文章は、メディアの人に向けたものというより、業界関係者に向けたものです。

文章を書く前に「誰に向けて書くか?」と、相手の顔を思い浮かべられていないのです。

だから

・5,000cd/m2の高輝度
・背面にも防水・防塵対策
・LED素子同士の間隔が約6mmの狭ピッチ

このようなマニアックな情報を見せられて、「スゲー!!」とマスコミ記者が興奮すると思いますか?

そうです、しません。

だって、日経や業界誌の記者はいざ知らず、一般メディアの記者たちは、基本的に技術の素人だからです。

このシャープさんのケースに限りませんが、こういうパターンはとても多いです。

自分たちがいかにすごいか?をアピールしようと、職人による自分目線で、マニアックな専門用語を羅列してしまうのです。

このやり方は専門媒体の記者にはいいですが、もっと幅広い世の中に広めていきたいのなら、逆効果になります。



ニュース価値をもっと高める書き方とは?

では、一般の新聞やテレビで報道してもらうには、どういう伝え方がいいのか?

一つは

「この商品・サービスによって、世の中がこんな風に便利になるよ!」という伝え方です。

こんな風に新しい便利さが社会で実現する、という生活者に身近な変化をニュースで伝えたいのです。

「屋外のデジタイルサイネージに適してますよ」という切り口は、そうした装置を必要としている大型ショッピングセンターや公共施設の業者さんにしか響かない切り口なのです。



坂本が考えた、ニュース価値を高める妄想・仮説

今回の商品の特徴は、屋外でも見やすいということですね。

それによって、社会にどんな変化や便利さをもたらせるのか?が、このリリースからはよく分かりません。

少し目を引いたのが、「外国人観光客」というキーワードです。

これはまさに今のトピックになっている社会現象です。だからここに絡められると、ニュース性が高まります。

例えば・・・

今までのデジタルサイネージのディスプレーでは、中国語のフォントがうまく表示できなかった、そのためにある商業施設の屋外では、"爆買い"を推定2億円分、取りこぼしていた。

しかし、新しいこの商品によって、中国語がすごくクリアに表示できるようになり、これで爆買いの取りこぼしを大幅に減らせる!

とします。

すると、かなり面白い話になります。テレビのリポートで取り上げられそうですし、新聞でも大きな扱いの記事になるはずです。

僕は記者時代、こういう何の変哲もないリリースを元に、このような妄想・仮説を膨らませてから取材に着手していました。

採点:40点

今回のリリースはよくある一般的なパターンで、可もなく不可もないものです。

が、やはり焦点の絞れていない今回の書き方に、シャープさんが業績不調に陥った要因がにじみ出ていると感じずにいられませんでした。

というのも、商品のマニアックなスペック向上に取り組んできたものの、「それが誰のどんな役に立つのか?」を、しっかりイメージできていなかったんじゃないかと思うんですよね。

だから、世界最高峰の液晶技術を持ちながら、販売不振に陥ったんじゃないでしょうか。これは他の日本の家電メーカーにも言えますね。

プレスリリースもマーケティングと一緒ですよ。「それを読む人には、どういうニーズがあるのか?」をリアルにイメージできてこそ、相手に刺さるものが作れるのです。

このリリース末尾にあるような「幅広いユーザーのニーズに対応します」という姿勢は結局、最も誰にも刺さらないパターンなんです。



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プレスリリース採点!第一回目アシックスの改善すべきポイントは?


栄えある第一回は、スポーツ関連メーカーのアシックスさんが2016年7月7日に発表したものです。こちらです。

ASICS CorporateASICS Corporate



タイトルとリード文を引用します。次の通りです。



科学的根拠に基づいた温室効果ガスの排出量削減目標を策定

「サステナビリティレポート2015」を公開

アシックスは、このたび、「サステナビリティレポート 2015」(日本語版)を 公開しました。

 同レポートでは、2015年度のサステナビリティ活動のほか、2011年に設定した中期サステナビリティ目標の成果、さらに2020年に向けた新中期サステナビリティ戦略についても報告しています アシックスは、このたび、「サステナビリティレポート2015」(日本語版)を公開しました。

うーん。。 まず、すっと頭に入ってきませんね...。


残念なタイトルで、記者にスルーされるケース

プレスリリースでは、タイトルは「超重要」です。にもかかわらず、深く考えず適当につけているケースがとても多いです。

このプレスリリースのタイトルもそうです。果たして記者の興味関心を引くことができるか?というと、ちょっと疑問です。

申し訳ありませんが、僕が担当記者だったら「ニュース価値なし」とすぐ判断して、秒殺してしまうパターンです。

温室効果ガスの排出を減らすことについては、とても社会的な意義がある取り組みです。これ自体は素晴らしいですね。

でも、せっかく良い活動をされているのに、このタイトルで伝えていることを一言で言うと、

「レポートを公開しました」

ということですね。

レポートを公開した、これだけでニュースになりますか?

そうです、なりません。



タイトルで手を抜くと、会社に大損失を与える

このリリースは、担当者がアリバイ作り的に、会社の発表事項をそのまま出したようにしか感じられません。

「会社がレポート作った、とりあえずそれをマスコミに流しておこう...」というやっつけ仕事感が、どうしても伝わってきます。

せっかく良い活動をしている。なのに伝わらない。会社にとって、これは大きな損失です。もったいないですよ。



坂本から見た、このプレスリリースのニュースポイント

せっかくレポート作ったのだったら、その中で「どこかニュースになりそうな部分はないだろうか?」と、広報担当の方は考えてくださいね。

僕だったら、「ここがニュースになる可能性がある」と感じました。

生産委託先工場での CO2 排出量を 43%、水の消費量を 50%、固形廃棄物を 17%削減(シューズ 1 足当たり、2009 年比)

これって、すごくないですか?

ここにフォーカスし、僕ならプレスリリースのタイトルで、次のように書きます。

「弊社シューズ1足あたり、CO2排出量を43%、水消費50%削減を達成しました」

これなら、非常に具体性があります。社会的な意義も伝わり、ニュース性が出てきます。

元のタイトルを見比べてみてください。

どの切り口で伝えるか?によって、ニュース価値は雲泥の差が付いてくるのです。



社員の"思い"を伝える方法

本文を眺めましたが、お堅い論文のような事実の羅列に終始しており、面白みがありません。

アシックスさん、せっかく良いことされているんですよ。そんなに良いことをしているんだったら、地球温暖化にかける熱い思いを見せてください。

文章を書く人に熱い思いがあったら、ほとばしる情熱が行間から伝わってくるものなのです。

きっと、この活動に取り組む人々のドラマもあると思うんですよ。そういう物語を知りたいですね。



文章を減らし、写真やイラストを増やしましょう

また、このリリースは合計3ページです。本当は2枚程度に収めていただきたいです。3枚は良いとしまして、 文字で全て埋め尽くされているのはもったいないですね。

写真や画像、イメージ図などがあった方が、記者は飲み込みやすいです。

現地カンボジアの工場の写真、あるいはが一枚あるだけで、記者はイメージしやすくなりますよ。



採点:30点

アシックスさんは、社会的に意義のある良いことをされています。それをメディア向けにお知らせしたことは良いことです。
リリース本文は、実務的に事実やデータをふんだんに盛り込んでいます。
しかし、プレスリリースはあくまで取材に来ていただくための「きっかけ」に過ぎないのです。
興味を持って取材に来てくださった記者に対し、こうした細かい情報はお知らせすれば済むことです。
「公表した」というアリバイ作りが目的なら、このリリースでもいいでしょう。
しかし、「メディア取材を受ける」ことに目的を設定するのなら、もっと意図を明確にした切り口でリリースしてくださいね。


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手紙を書いてマスコミにPRする方法(自由国民社)



記者が教えるプレスリリースの書き方 初心者向けテンプレートを公開


これがプレスリリース(ニュースリリース)の基本構造だ

こちらをご覧いただきたい。おおむね、こういう形になる。

多くの場合、A4サイズを縦にして書く。1枚~多くても2、3枚に収めよう。

20170513_01.png

では、これをもとに、(1)〜(5)まで、具体的に各項目について説明していこう。



(1)プレスリリースの「タイトル」の付け方

記者が最初に見るのはこの部分。強調しきれないくらい、とても重要な部分だ。

記者はまずここを見て、ニュース価値をおおむね判断する。

ここで興味がわかない限り、記者は本文まで読む進むことはまずない。

逆に言えば、いくら力を込めて本文を書いても、どんなに優れた名文を書いても、タイトルがまずいものであれば、まったく無意味になってしまう。

タイトルの長さとしては、パッと「見た」(読む、ではない)瞬間に理解できるくらいの長さが望ましい。

記者は短時間に大量のプレスリリースに目を通す。だから、長いタイトルをわざわざじっくり読んでくれない。せいぜい30字程度に収めよう。

それから、横で一文に収めること。改行で折り返す文は読みにくく、瞬時に理解しづらくなってしまう。

タイトルで横一文(30字以内)、サブタイトルで横一文(30字以内)、という感じでスッキリさせよう。

ここではネットでありがちな、あおるような書き方、誇大な表現はご法度だ。

事実のみを正確に伝えることを心がけてほしい。マスコミは客観報道が原則だからだ。

もちろん、事実を正確に語りつつ、インパクトのある表現を考える必要はある。

タイトルは、プレスリリースで最も重要な部分となる。時間をかけて練りに練っていただきたい。

ここに、残念なタイトルの実例6つをあげてみた。参考にしてほしい。

>>記者に正しく評価されるプレスリリースタイトルのつけ方6つの事例


ポイント
プレスリリースは、タイトルで勝負が決まる。30字程度で明快に表現しよう



(2)プレスリリースの「写真」の注意点

プレスリリースでお知らせする案件を象徴する写真を1、2枚入れておくと効果的だ。

ここもかなり重要なポイントになる。

記者は、数秒~10秒程度で、そのプレスリリースが取材する価値があるかどうか?を判断する。

その点、写真はほんの一瞬で、たくさんの情報を見た記者に伝えることができるメリットがある。

テレビ記者はもちろん、新聞記者もそのプレスリリースを取材することで、「どんな画(え)が撮れるのか?」に、強い関心がある。

ここの写真で「取材すれば、良い画が撮れそうだ」とイメージしてもらえれば、しめたものだ。

写真の注意点を一つ。できるだけ「人の姿」が写ったものにしてほしい。

つまり、「ひと気」が感じられるものだ。

新商品のお知らせでありがちなのが、「商品」そのものだけを載せた写真。これは避けたい。

記者が嫌う、あからさまな「宣伝チラシ」になってしまうからだ。

プレスリリースは、この(1)タイトルと、(2)写真で、勝負の9割がた決まる。

つまり、

・コンセプトがバシッと決まったタイトル
・インパクトのある写真

この2つがあれば、それだけで「取材したい!」と感じてもらうことができる。

コンセプトと写真が本当に優れたプレスリリースができれば、それだけでテレビや新聞がこぞって取材にやってくる。

ポイント
写真も超重要。ひと気があり、ひと目で理解できる写真を効果的に使おう



(3)リード文の書き方

リード文は、お知らせする内容の全体像をざっと説明する部分となる。

つまり、タイトルの内容をもう一歩深めてシンプルに伝えるイメージだ。

・誰が、何をします

という「主語 + 述語」がメーン。

ニュースとは突きつめれば、この「誰が何をする(した)」で、その価値がある程度わかってしまうのだ。

例えば、

・安倍首相が、衆議院を解散する

・3人の覆面男が、3億円を強奪した

・北海道新幹線が、開業する

いかがだろうか?この「誰が何をする」だけで、そのニュースの本質が理解できるのがお分りいただけるだろう。



(4)本文に欠かせない要素とは?

いよいよ本文だ。ここでは今回お知らせする内容を具体的に説明する。

・イベントの概要(イベントの実施なら)

・商品・サービスの概要(商品・サービスの発表なら)

...ということになる。

ここで重要なことを一つ。

多くのプレスリリースは、「商品・サービスのスペックの説明」に終始している。これでは、ほとんど失敗してしまう。

よほど特異な発明などでもない限り、記者に「ただの宣伝かよ!」と思われて、ゴミ箱行きになるのが関の山だ。

ではどうしたらいいか?

「社会的な背景」を盛り込むことが、その解決策となる。

どうして今回のイベント・商品・サービスを、マスメディアに取り上げてもらう必要があるのか?

今の世の中がそのイベント・商品・サービスを求めている理由・・・

つまり、"社会の役に立つ理由"をきちんと説明することだ。

これがなければ、マスコミで取り上げて広い社会にお知らせする意義を、記者には感じられないからだ。

例えば、千葉の会社が新製品のおまんじゅうを発売、というお知らせだったとする。無名の会社がおまんじゅうを売る。これでは、ニュースにならない。

しかし、このおまんじゅうの素材が、地元・千葉産の小麦と小豆を使用し、地域おこしに貢献するものだったらどうか?

これなら、おまんじゅうが売れることが地域社会の役に立つことになる。だから、記者が取り上げる意義があるのだ。

こうした、「社会的な意義」を具体的にはっきり伝えることができれば、新聞記者やテレビ記者は、身を乗り出してあなたに取材を申し込んでくるだろう。

ポイント
リリースの本文には、必ず商品・サービスの社会的な背景を盛り込もう



(5)お問い合わせ先の書き方の注意点

さて、プレスリリースの末尾には、あなたの連絡先を忘れずに書いておこう。

記者が内容に興味を持てば、あなたにコンタクトを取ってくる。

多くの場合が「電話」。新聞やテレビの記者はせっかちだ。タイムラグが生じるメールより、まず最初は電話をかけてくることが多い。

なので、電話番号は必須。

また、固定電話よりも、携帯電話の方が記者としてはありがたく感じる。

「いつでも担当者と連絡が取れる」という安心感を得られるからだ。

固定電話だと、会社の営業時間外には連絡がつかないことがよくある。

しかし、記者が原稿の内容について「取材先に確認したい!」ということは、夜間でもひんぱんに起こる。

なぜなら、新聞の締め切りは深夜だからだ。

私自身も、締め切り間際に取材先に連絡が取れず、焦ったことは1度や2度ではない。

電話のほか、社名、所在地、担当者の名前は必ず入れておこう。あとはメールアドレスも入れておくと親切だ。

以前、リリースを見て「これはいい、取材しようか」と思ったのに、「あれっ!?連絡先がないぞ!」ということがあった。

あるいは、電話番号が間違っていて、かけてもつながらない...。

せっかく興味を持ったのに、取材できない。たまにこういうことが実際にある。

みすみす取材を逃すことがないよう、気をつけてほしい。

ポイント
問い合わせ先として、すぐに出られる携帯電話の番号を記しておこう



プレスリリースの例・見本

このようにして書いたプレスリリースの例をお見せしよう。このような感じになる。

20170513_02.png

いかがだろう、イメージしていただけただろうか?簡単に見ていこう。

(1)タイトル。この例では、すごくシンプルに書いている。

(2)写真は、見ていただいて0・1秒で「赤ちゃんが食べている」とご理解いただけると思う。

「親子で食育か、社会的な意義がありそうだな」
「ああ、取材すれば、かわいい赤ちゃんの画が撮れそうだな」

と、記者には魅力的に感じらる。タイトルと写真で「勝負あり」だ。

(3)リード文。 誰が?(いつ、どこで)何をする?がシンプルな一文で表現されている。このリリースでニュースの要点がまとまっている。

(4)本文。よく見てほしい。ここでは「社会的な背景」の説明から入っている。

このイベントには意義がある、ということを記者に伝えているのだ。

そして、具体的な内容を書いておく。

イベントなら日時と場所は必ず盛り込むべき情報となる。

(5)問い合わせ先は、見ての通り。

電話番号は絶対に欠かさないでほしい。



メディアに送る前に確認を!7つのチェックポイント

マスメディア記者に送る前に、以下の7つをチェックしておこう。

単なる売り込みチラシになっていないだろうか?ニュース価値を持たせることを意識しよう。

チェック 消費者向けに書いたものになっていないか?(記者向けです)
チェック タイトルだけ見て、小学6年生にも意味が通じるか?
チェック 新しさ・珍しさはあるか?
チェック 客観性はあるか?具体性はあるか?
チェック 思いが込められているか?
チェック 社会的な背景には触れているか?
チェック いきなり売り込んでいないか?(記者は、宣伝が大嫌いです)

このすべてを満たす必要はないが、少なくとも「消費者むけの宣伝チラシにしない」ことは、必ず守ろう(ほとんどのプレスリリースは宣伝チラシになっている)。



良いプレスリリースの書き方、悪い書き方の実例

理屈よりも、実例を見た方がわかりやすいだろう。

下記の記事では、各企業のプレスリリース実例を用いて、坂本が解説・採点をさせていただいた。参考にしてほしい。

プレスリリース採点!第一回目アシックスの改善すべきポイントは?プレスリリース採点!第一回目アシックスの改善すべきポイントは?

シャープのプレスリリース発表文ににじむ、業績不調の原因【プレスリリース採点】 - 取材は自然に引き寄せろ!シャープのプレスリリース発表文ににじむ、業績不調の原因【プレスリリース採点】

NECの発表リリースは、これまでの最高点でした!【プレスリリース採点】 - 取材は自然に引き寄せろ!NECの発表リリースは、これまでの最高点でした!【プレスリリース採点】



下の記事で、プレスリリース7つの秘訣を説明しているので、参考にしてほしい。

取材が来るプレスリリース7つの秘訣!マスコミ記者の本音で語るよ - 取材は自然に引き寄せろ!取材が来るプレスリリース7つの秘訣!マスコミ記者の本音で語ります -



メールのプレスリリースの書き方は?

さて、上記でこれまで説明してきた書き方は、A4判サイズの文書で作成すると想定したものだった。

「メールでプレスリリースを送りたいんだけど、どういう書き方をしたらいいの?」というご質問にお答えしよう。

基本的には、上記で説明してきた流れで作成して大丈夫だ。ただ、最も注意すべき点を、いつくか挙げたいと思う。



(1)メールの件名が非常に重要

メールの「件名」は、プレスリリースの「タイトル」に相当する。タイトルで勝負がきまる。

上記の「プレスリリースはタイトルは命」の項目を、熟読してほしい。

はっきり言って、メディアの人はプレスリリースのメールをすべて開封して読んでいない。

読むかどうか?を判断するのは、メールの「件名」になる。ここを見て、ニュース価値があるかどうかを見ている。

プレスリリースのタイトルと同じく、誇大なあおるような表現はご法度だ。誠実に正確な表現で、お知らせする内容の要点を伝えよう。

ちなみに、件名に「プレスリリース」「ニュースリリース」などという文言を盛り込むのもおすすめしない。一方的な宣伝メール、と記者から受け取られやすいからだ。

・・・・についてのお知らせ
・・・・についての情報提供

という表現にしたほうが、まだ興味を持ったもらえる可能性がある。



(2)メール送信者・送り主・差出人を明確にしておく

記者たちは、件名に加え、「送信者・送り主・差出人が誰か?」も注意深く見ている。

・sakamoto sonosuke
・そうちゃん

こうした差出人だと怪しげに感じられ、記者はまずそのメールを開く気にはならない。秒殺される。

・坂本宗之祐

のように、本名の氏名が望ましい。 会社名を添えるなら、

・坂本宗之祐(株式会社メディア戦略)

という形。

逆に、差出人を会社名だけにするのも避けたい。なぜなら、「ああ、売り込みだな」と判断されやすいからだ。

やはり、氏名を名乗ったほうがいい。



(3)添付ファイルだけで送らない

これも注意したいポイントだ。

メール本文で、「プレスリリースを送ります。よろしくお願いします」とだけ書いて、添付ファイルのプレスリリースを読んでもらおうとする方がいる。

添付ファイルをわざわざ開く、という行為は、それだけで記者には負担感がある。だから、よほどのことがない限り、開かない。

なので、プレスリリースの内容の概要は、メール本文できちんと伝えよう。

その上で、より詳しい資料や画像があるのなら、添付ファイルで送ることは問題ない。


ここまで、メールでの書き方について説明してきた。

しかし、プレスリリースをメールで送るのは、あくまで補完的な行為だ。メールのプレスリリースは読まれないのが大半だ。

だから、きちんと紙で作成し、届けることをおすすめする。



プレスリリースをメディアに送る

さて、プレスリリースを書き上げたら、いよいよメディアにお送りしていこう。

正しい送り方は、この記事を読んでいただければ、ばっちり分かる。

プレスリリースの送り方 新聞テレビ取材の確率を3倍高める方法 - 記者が教える広報PRの方法プレスリリースの方法!新聞テレビ・マスコミ各社をぐっと動かす送り方・送り先

上の記事で書いたように、プレスリリースは誰でもマスコミにダイレクトに送ることができる。

しかし、メールはあまりおすすめしない。郵送で送ることを私はおすすめしている。新聞社テレビ局では、メールは、ほとんど中身を読まれていないからだ。

私も記者時代、メールで送られて来るプレスリリースは、ほとんど中身を読まずにゴミ箱送りにしていた。

プレスリリース配信サービスの多くは、メールで送られる。そこが個人的には残念だ。

だから、本当に取材を呼び込みたいなら、郵送あるいは持参することで、記者に届けていくことを強くおすすめする。



テレビ局、新聞社、雑誌、その他のメディアの住所、電話番号といった情報は、誰でもカンタンに手に入れられる。

・広報・マスコミハンドブックPR手帳(2017年版)

これを一冊買って、手元に置いておこう。

ただ、上記の広報マスコミハンドブックには、新聞社に送るときはあまり役に立たない。というのも、「本社」の所在地しか書いていないからだ。

主要な新聞社への具体的な送り先は、以下の記事を参考にしてほしい。



プレスリリース書き方の本(書籍)

これまで、プレスリリースの書き方の基本をお伝えしてきた。
私の本では、これまでの説明をより一歩深めて、記者に評価される具体的方法を説明している。


手紙を書いてマスコミにPRする方法(自由国民社)

これからのプレスリリースは、単なる事務的な文書を超えて、限りなく記者あての「手紙」に近づいていくと考えている。
ご一読いただければ幸いだ。

プレスリリースは、どんなタイミングで送ればいいのか?

プレスリリースはいつでも送れる。

ふつうは次のようなタイミングでマスコミ各社にお知らせすることになる。

1)事業のスタート

 ・会社設立

 ・お店の開店、など

2)新商品・サービスの発表

 ・開発への着手

 ・完成

 ・発売

 ・発売後の様子(反響、売れ行き等)

3)イベントの開催

 ・交流会

 ・無料相談会

 ・ボランティア活動...などなど



プレスリリースのセミナー

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プレスリリースの書き方などのセミナーは、弊社(株式会社メディア戦略)で不定期に開催している。

(1)プレミアム・プレスリリース講座

・記者の反応が5倍高まる"プレミアム・プレスリリース"講座

2017年11月17日(金)東京・港区で開催。詳しくはこちら。



(2)プレスリリース書き方セミナー

以前に開催したセミナーをDVD化した教材がある。

このセミナーは東京、大阪で開催し、募集開始から1日〜数日で満席になった。

「取材される可能性を99%に高めるセミナーDVD」(2枚組) 「取材される可能性を99%に高めるセミナーDVD」(2枚組)



(3)取材が来る書き方・音声セミナー(無料、1時間)

「新聞テレビの取材を引き寄せる書き方」について説明したセミナー音声を無料公開している。

下記のページから無料で受講できる。

記者が明かす!「新聞テレビの取材が連鎖する」特別音声セミナー(1時間)プレゼント - 記者が教える広報PRの方法「新聞テレビの取材を引き寄せる書き方」特別音声セミナー(1時間)プレゼント



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下の画像をクリックしてダウンロードしてください。

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