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中日新聞に取材依頼する(プレスリリース・情報提供)方法とその送付先


あなたは中日新聞(東京新聞)に取材に来てもらいたい、記事にしてもらいたい、と考えているのではないでしょうか?

この記事では、中日新聞に情報提供するやり方を詳しく説明します。

中日新聞に取材を依頼するには、プレスリリースという文書を記者にお届けします。

新聞には、政治面、経済面、社会面、文化面、生活面、スポーツ面…などなど、幅広いジャンルがあります。

だから、あなたの届けたい情報にふさわしい「面」を見つけ、そこにプレスリリースを送りましょう。

ただ、メールで送るのはあまりおすすめしません。

なぜなら、新聞社にはかなり数のメールのプレスリリースが届いていて、多くが「迷惑メール」に近い扱いになっているからです。

では、中日新聞(東京新聞)に取材を依頼する流れをみていきましょう。

中日新聞社とは

特徴

名古屋に拠点を置く新聞社です。設立は1942年。従業員数は、2,734人(男2,029人・女705人)(2023年6月現在)です。

朝日、読売など「全国紙」に対して、中日新聞は地域限定的な「ブロック紙」という呼ばれ方をすることがあります。

しかし発行部数は、首都圏と中部圏であわせて、約243万部(朝刊)に上ります。

この数字は、全国紙とされる毎日新聞(約178万部)、産経新聞(約90万部)を大きく上回ります。

その意味でも、影響力の大きい新聞社と言えるでしょう。

中日新聞社は、「中日新聞」はもちろん、首都圏で「東京新聞」(朝刊部数・約39万部)を発行しています。

このほか、「日刊県民福井」と「北陸中日新聞」も北陸エリアで発行しています。

各新聞の発行エリアは、以下の通りです。

※中日新聞社・媒体資料より

 

社の所在地

中日新聞社には、以下の通り4つの本社と2つの支社があります。

名古屋本社
〒460-8511 名古屋市中区三の丸一丁目6番1号
Tel:052-201-8811

東京本社
〒100-8505 東京都千代田区内幸町二丁目1番4号
Tel:03-6910-2211

北陸本社
〒920-8573 金沢市駅西本町2丁目12番30号
Tel:076-261-3111

東海本社
〒435-8555 浜松市中央区薬新町45番地
Tel:053-421-7711

岐阜支社
〒500-8875 岐阜市柳ケ瀬通一丁目12番地
Tel:058-265-0191

福井支社
〒910-0005 福井市大手三丁目1番8号
Tel:0776-22-0950

 

このほか、各地域で記者が取材拠点にする「総支局・通信局部」が国内147カ所、海外10カ所(2023年4月1日現在)あります。

中日新聞社の国内取材拠点の一覧は、こちらです。

 

中日新聞の主な紙面(プレスリリース送付先)

・一面

その日に最も重要なニュースが載るページです。官庁や大企業の動きや、大きな事件・事故などが多いです。

普通の会社がプレスリリースを送って、この一面に載ることは基本的に難しいです。

 

・総合面(二、三、四面)

主に国内の重要なニュースが載ります。政治や官公庁(主に霞が関の省庁)系の記事が多く目につきます。

ここもプレスリリースには不向きです。

 

・経済面、中部けいざい面(10、11面)

国内外の企業や経済の動きを伝えています。

特徴的なのは、中部エリアの企業や経済の動きをていねいに伝える「中部けいざい面」です。見開きの左側1ページを占めます。

中部エリアの企業の方は、ここにプレスリリースを届けると良さそうです。

 

・カルチャー面(1ページ)

絵画、建築、陶芸・・・など文化芸術にまつわる記事を載せています。この方面の活動をしている方は、ここにプレスリリースを送りましょう。

 

・県内版(見開き2ページ)

愛知県内で配られる中日新聞には「県内版」という面があります。ここはその名の通り、県全域に関係するニュースを掲載しています。

県庁の取り組みや、県弁護士会などの動きといった記事です。

県全域に関係しそうな情報提供をしたい方は、この県内版の担当者宛にプレスリリースを届けると良いでしょう。

 

・市民版(見開き2ページ)

中日新聞で特徴的なのは、地域面が「県内」と「市内」に分かれているところです。

それぞれ見開き2ページずつの紙面を確保しており、ローカルニュースの情報量は他の追随を許しません。

それだけ細やかに、地元のニュースをキャッチして報じようという意図を感じます。

この市民版(名古屋の場合)は、県内版よりもより地元に密着したニュースが載っています。

県内版に多い行政や団体の動きよりも、市民一人ひとりの取り組みを拾い上げた記事が多い印象です。

個人でプレスリリースを届けるなら、比較的ハードルが低いこの面が適していると言えそうです。

 

・教育面(見開き2ページ)

中日新聞は、教育に力を入れている印象です。「学ぶ」と題して、教育に役立つ様々な記事を取り上げています。

教育にまつわる活動をしている方は、この面を担当する「教育報道部」にプレスリリースを届けるといいでしょう。

 

・生活くらし面(見開き2ページ)

ここはプレスリリース送付するには狙い目です。

生活に関係する7つのテーマを曜日ごとに分け、記事を載せています。

「家族」(日)、SDGS」(月)、「健康」(火)、「子育て」(水)、「家計」(木)、「介護シニア」(金)、「衣食住」(土)

あなたの活動に沿ったテーマのコーナーを指定して、プレスリリースを送りましょう。

 

・読書面(見開き2ページ。日曜のみ)

書籍を紹介する面です。小説や実用書など、幅広いジャンルの本を紹介しています。

新刊・文庫、「推し 時代小説」「書店員の1冊」「記者の1冊」「著者は語る」など様々なコーナーがあります。

本を出版したら、ここにプレスリリースを送りましょう。

 

・社会面(22、23面)

事件や事故、街の話題など、幅広いニュースを取り上げるのが社会面です。

社会面は企業の不祥事が載ることはよくあれど、企業の宣伝が載ることは滅多にありません。

ただ、夕刊の社会面には、「人物」にフォーカスした人情ものの記事が載ることも多いです。

逆境に負けず、前向きに頑張る活動をしている人は、ここにプレスリリースを送っても良いでしょう。

 

 

東京新聞の主な紙面(プレスリリース送付先)

中日新聞と同じ原稿が掲載されているところが多いです。

東京新聞に特に特徴的で、プレスリリースを届けるのに適している面を紹介していきます。

 

・経済面

国内外の企業、経済の動きを報じています。

中小企業には、日曜日の「サンデー東京けいざい面」がおすすめです。

会社経営者を顔写真付きで紹介する「リーダーズ」や、

企業の商品を紹介する「新商品サキドリ」あたりは、プレスリリースを送りやすいでしょう。

 

・情報面(7面)

「メトロポリタン +(プラス)」という紙面で、首都圏の柔らかい情報を扱っています。

ユニークな商品など紹介する「目利キング」、定食屋さんを紹介する「定食グルメ」といったコーナーは狙い目でしょう。

 

・暮らし生活面(8、9面)

この面は、ほとんど中日新聞と記事が共通です。

ということは、この担当記者から取材を受ければ、首都圏と中部圏に配られる新聞(200万部以上)に掲載される、ということです。

中日新聞と同じく、曜日ごとに、

「家族」(日)、SDGS」(月)、「健康」(火)、「子育て」(水)、「家計」(木)、「介護シニア」(金)、「衣食住」(土)

と7つのテーマに沿った記事を載せています。

 

・読書面(見開き2ページ。土曜のみ)

書籍を紹介する面です。ここも中日新聞と記事は共通のようです。

しかしなぜか、中日は日曜掲載なのに対し、東京は土曜掲載です。

 

・地域面(東京面など)

地域面では、県や地域に特化したニュースが載っています。

総支局・通信局部に勤務する地方記者が、あなたの街の事件事故や、街の話題など、幅広いネタを取材しています。

ここはほかの面と比べ、掲載されやすいです。

東京版では毎週月曜日、「ひと ゆめ みらい」という人を紹介するコーナーがあります。人物プレスリリースはおすすめです。

 

・こちら特報部(20、21面)

この面は、東京新聞の特徴的な紙面です。今の社会問題に真正面から切り込む記事が載っています。

ジャーナリズムの批判的精神に満ちていて、個人的には好きな紙面です。

ただ、客観報道というより批判的なスタンスを明確にしている分、読者の好き嫌いは分かれるかもしれません。

あなたの活動が、今のホットな社会問題に直結するテーマであるのなら、この面にプレスリリースして情報提供すると良いでしょう。

 

・社会面(22、23面)

事件や事故、街の話題など、幅広いニュースを取り上げています。

夕刊の社会面には、社会性のある活動をする人物を取り上げる記事が載ることが多いです。

 

・裏一面(24面)

通常の新聞は、テレビ番組表が載っているページです。

しかし東京新聞は「TOKYO発」と題して、雑誌のように気軽に読める地域情報を載せています。

地域に根付く街の喫茶店を紹介する「ぐるり東京 町喫茶さんぽ」など、豊富なイラストや写真付きで楽しく読める記事が多くあります。

ここも自社にマッチする記事があれば、プレスリリースを送って良いでしょう。

 

中日新聞へのプレスリリース(情報提供)の送り方は?

本社・支社に送る場合

本社・支社とは、最初に説明した「名古屋本社」「東京本社」「北陸本社」「東海本社」「岐阜支社」「福井支社」の6か所です。

本社・支社は組織が大きいです。特に名古屋本社、東京本社には記者も100人超〜数十人おり、部署が細かく分かれています。

なので、特に東京と名古屋に送る場合は、ピンポイントで「面」を指定しましょう。

部署名は分からなくても大丈夫です。「・・・面 ご担当記者様」で送れば、担当の記者の手に届きます。

上記の「主な紙面の構成」で紹介したそれぞれの面をチェックして、あなたの情報にマッチする面に届けましょう。

 

 

地域の拠点に送る場合

あなたが地域で活動しているなら、地域の拠点にプレスリリースを送る(情報提供する)=地域面での掲載を狙う、のがおすすめです。

中日新聞・東京新聞の取材網は、首都圏と中部東海エリアに多数あります。

「総支局・通信局部」は国内147カ所(2023年4月1日現在)に上り、地域によっては全国紙の取材陣用を上回るほどです。

名古屋や東京の本社には大量のプレスリリースが届いているため、なかなか取材に至らないケースがほとんどです。

ところが、上記の地域の総支局・通信局部が担当している地域面はそれと比べ、取材に来てもらうハードルは低いです。

中日新聞社の国内取材拠点の一覧はこちらです。

 

具体的なプレスリリースの送り方(情報提供のやり方)については、この記事で詳しく説明しています。

プレスリリースの送り方 新聞テレビ取材の確率を3倍高める方法 – 記者が教える広報PRの方法プレスリリースのやり方・送り方!どんな方法で送り先はどこに出す?初心者向けに詳しく解説 

 

 

 

宛名の書き方

・その1 本社に送る場合

郵送の宛名ですが、次のように書けばきちんと担当の記者に届きます。

●(例)

〒460-8511 名古屋市中区三の丸一丁目6番1号 

中日新聞名古屋本社 経済面 ご担当記者様

 

このように面を指定すれば、しかるべき部署に届きます。

そしてできれば、コーナーまで指定しましょう。ピンポイントで担当記者に届けられます。つまり、採用されやすくなります。

●(例)

〒460-8511 名古屋市中区三の丸一丁目6番1号 

中日新聞名古屋本社 経済面

「新商品サキドリ」ご担当記者様

のような感じです。

 

その2 地域の総支局・通信局部に送る場合

総局・支局の記者は、10人にも満たない数です。また、通信局部は記者1人しかいません。

ですので、本社宛てのように面まで指定する必要はありません。

 

●(例)

〒380-0936 長野市中御所岡田町64-5 

中日新聞長野支局 御中

 

なお、中日新聞のエリアは中部・北陸・長野と静岡県西部まで。

それより東となる、首都圏の総支局・通信局部は「東京新聞」になりますので、注意しましょう。

 

電話で情報提供もできる!

中日新聞に限らず、新聞社は電話番号を公開しており、電話で情報提供することも可能です。

上記で紹介した、名古屋と東京の2本社は部署が多く、記者までスムーズに電話はつながりづらいです。

しかし、それ以外の地方の取材拠点であれば、電話をかけてすぐに記者と話せるケースは多いです。

中日新聞社の国内取材拠点の電話番号はここに載っています。

 

 

記者クラブを通じて中日新聞記者に情報提供する方法

これまで説明してきた通り、中日新聞の取材拠点にプレスリリースを届ける以外に、記者クラブを利用する方法もあります。

県庁や市役所などにある記者クラブにプレスリリースを届けることで、中日新聞の記者にも届けることができます。

記者クラブは数多くありますが、少なくとも中部と首都圏エリアの都道府県庁にある記者クラブであれば、中日新聞も確実に加盟していますのでおすすめです。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

・記者クラブへのプレスリリース投げ込み方法、ルール、注意点を元読売新聞記者が説明

 

 

会社の雰囲気、記者の特徴

私は新聞記者の駆け出しは九州、その後は東京で勤務しました。なので中部エリアで勤務した経験がなく、中日新聞の記者と深くつき合った事がありません。

なので正直、直接的に中日新聞の会社の雰囲気や記者のことは分かりません。

ただ、菅官房長官(当時)の記者会見などで話題になった望月衣塑子記者に象徴されるように、「権力に立ち向かう」という気概を会社として持っていると言えそうです。

東京新聞は特にその気配が濃厚で、「こちら特報部」の紙面に如実に現れています。

 

どんな情報がおすすめか?

「弱者の声や社会の理不尽を取材して記事に取り上げよう」という気持ちを、多くの新聞記者は抱いています。

その中で、特に中日新聞(東京新聞)はジャーナリスティックな傾向が強いため、多くの中日新聞(東京新聞)記者は、社会貢献性の高い情報にきっと関心を示すはずです。

 

まとめ

中日新聞社は、名古屋を中心とする「地方新聞」というイメージが強いです。

中部エリアにおける発行部数は、他の全国紙を完全に圧倒し、独占に近いほどです。

ですが、発行エリアは西は滋賀県から、東は茨城県まで幅広くカバーしています。

その全体の発行部数は200万部を超え、毎日新聞(約178万部)、産経新聞(約90万部)を上回るほどです。

その影響力は、決して全国紙にも劣らないと言えるでしょう。

あなたもぜひ、中日新聞(東京新聞)に情報提供をして、記者たちと良い関係を築いていってください!

 

 

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