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記者が教える広報PRの方法

広報PR情報No.1サイト 元読売新聞記者 坂本宗之祐

テレビに取材を依頼する方法【記者が教えます】


広報・メディアコンサルタントの坂本宗之祐です。

「テレビに取材してもらいたいが、どうしたらいいのか分からない」という方のために、その手順や費用について、説明します。

私は元読売新聞記者です。独立後、この5年ほどで1200人を超える経営者、起業家の方にマスメディア取材について指導してきました。

NHKや日テレ、テレビ東京WBS(ワールドビジネスサテライト)などから取材を受ける方が多数、出ています。

テレビへの取材お願いは、コツをつかめば誰でもできます。これからその方法についてお伝えしていきましょう。

取材依頼書の書き方

テレビに取材を頼むのは簡単です。取材依頼書を書いて、テレビの人に届ければいいのです。

取材依頼書は、大きく分けて次の2種類あります。

①プレスリリース

②企画書

プレスリリースは、「こういうニュースがあります」というお知らせ。

よくあるのが、「来月こういう新商品(サービス)を出します」というプレスリリース。

これに対して、企画書は「このような企画はいかがでしょうか?」というご提案です。

例えば、12月なら「年末の大そうじに役立つお掃除ノウハウ集の企画」といった感じです。

 

文書はいずれも、A4判サイズの縦書きで、2枚程度にまとめましょう。

あまり枚数が多くても、読まれません!

詳しくは、この記事を読んでください。

 

 

・タイトルフレーズ + 写真4、5枚

テレビの場合、ビジュアルが極めて重要です。

というのも、テレビというメデイアの性質上、映像が撮れなければ番組として成立しないからです。

ですので、プレスリリースあるいは企画書では、

「これは良い映像が撮れそうだ」

と、テレビの人に一瞬でイメージさせられるか?が勝負の分かれ目です。

ネタにもよりますが、取材依頼書の中に写真を4、5枚ほど掲載しておくと良いです。

 

・“質の高い情報コンテンツ”

もちろん、ビジュアルだけで取材が決まるほど甘くはありません。

「情報としての質の良し悪し」、ここが生命線です。

視聴者さんが、その情報をテレビで見て、「ためになったな」とか、「すごく良いこと聞いた!」とか、「私もこれやってみよう」とか。

気づきや驚き、喜びを与え、人々の人生を少しでも向上させることに役立てる情報です。

 

みんなが情報を求めるのは、「今より少しでも自分の人生を良くしたい」と思っているからじゃないですか?

もちろん、その時々での「暇つぶし」でテレビを見ることもあるでしょう。

ですが、暇つぶしという意味でも、現代は「スマホ」というテレビの強敵が出現しています。

自分のLINEやYouTube、Facebookよりも「つまらない」と思われたら、テレビは暇つぶしの対象にすら選んでもらえません。

だから、テレビの視聴率は減少。特に若い人はユーチューブに流れています。

テレビの人たちは、「どうしたら見てもらえる番組を作れるだろう?」と、日々頭を悩ませています。

だから、テレビに取材してもらいたかったら、

「テレビの人や視聴者にとってメリットのある、“質の高い情報”」

を考え抜き、作り込んでください。

間違っても、ただの宣伝チラシを送らないことです。

 

テレビの取材依頼書の送り方

さて、取材依頼するプレスリリースか企画書ができたら、テレビ局に届けます。

送り方は基本、「郵送」です。

テレビ局の所在地(住所)は、公開されています。調べてみてくださいね。

ただ、「テレビ局御中」で送ってはいけません。ほぼ迷子になり、読んでもらえないからです。

取材依頼書は、番組ごとに送るのが基本中の基本です。

例えば、テレビ朝日だったら、

・グッド!モーニング

・羽鳥慎一 モーニングショー

・ワイド!スクランブル

・スーパーJチャンネル

・報道ステーション

 

・・・などなど、ありますよね。これらを明記して、お送りするのです。

詳しい送り方は、こちらで解説しています。

 

テレビ局と関係を深めていくには、リストを作成して広報活動に取り組むことが不可欠です。

メディアリストの作り方。デキる広報が行う作成と管理7つの手順

 

・記者クラブを使う方法もある

テレビへの取材依頼のやり方は、基本的には上記の通り、郵送で送ります。

が、これ以外に「記者クラブにお届けする」という方法もあります。

記者クラブは、全国の都道府県にくまなくあります。

それぞれの記者クラブには、報道記者を抱える「テレビ局」「新聞社」「ラジオ局」が加盟しています。

多くの記者クラブの部屋が県庁や市役所にあり、日々のニュースを追いかける記者たちがたむろしています。

ここに、ニュースのお知らせ=プレスリリースを持参するのです。

記者クラブに企画書は基本、持ち込みません。記者はニュースを取材する人たちだからです

詳しくは、この記事をご参考ください。

 

 

テレビ局が取材を決める流れ

テレビ局には毎日、大量の情報が届きます。有名な番組だと、1日数百にもおよびます。

それら大量の情報から、どのように取材先を決めるのか?その流れを書きます。

 

①情報のキャッチ

・郵便

・ファクス

・HPからの情報提供(メール含)

・知り合いからの連絡(電話、メール、対面)

 

上記のルートから、番組あてに次々と情報が流れてきます。

 

②取材の検討

送られてきた情報は、手にして「3秒以内」に判断します。

彼らはプロなので、概要を見た(聞いた)瞬間に、番組のネタになるかどうか?判断を下せます。

ファクスや郵便のプレスリリースなら、パッと見た2、3秒。

ここで興味を持たれなかったら、そのままゴミ箱行きです。

ここで「ネタになるかも」と感じたら、保存します。

 

 

③取材の着手

・すぐ取材する場合

届く取材依頼書の中には、緊急性を要する案件があります。その場合は、すぐ取材に着手します。

それは例えば、企業の不祥事のタレコミなどです。

テレビは新聞と同様、毎日毎日、放送の枠があります(特にニュース)。

だから、「取材着手が遅れたら、ライバル社に遅れを取りかねない」という恐怖心を常に持っているのです。

 

・後日、取材する場合

でも、そこまで緊急性がないケースがほとんどです。

その場合、保存されたプレスリリース(あるいは企画書)は、ディレクターらが手が空いた時に、じっくり目を通ります。

そして、「いける」と判断したら、局内の企画会議にあげられます。そこで上司たちからゴーサインが出れば、めでたく取材に着手することになります。

場合によっては、取材依頼書を受けてから数か月後、ということもあります。

 

僕自身も記者時代そうでしたが、このように保存していたネタをもとに、数ヶ月後に取材することがありました。

だから、取材依頼書を送って、忘れたことに取材が来る、ということはよくあります。

テレビ取材を呼び込む、ウェブ検索エンジン対策は必須!

ここまで、取材依頼書を送るケースを中心に書いてきました。

しかし、今のテレビの人は、ネタの取得手段として「ウェブ検索エンジン」を重用しています。

ですので、もしあなたがテレビ取材を呼び込みたいのであれば、プレスリリースと同じくらい、「自社サイトの検索強化」に力を入れるべきです。

はっきり言います。

もはや、プレスリリースを見ないテレビマンは、珍しくありません。

バラエティ系の番組では、プレスリリースは見ない。

なぜなら、大半が「企業の売り込み宣伝」だと見抜かれているからです。

「宣伝したいなら、お金払ってCM出してよ」というのが彼らの本音。

ですので、「ただで宣伝してもらおう!」と売り込みに来る企業は、快く思われていません。

だから、自分たちの方から、取材先を見つけたい、発掘したい。

ですので、自社サイトあるいはブログを必ず強化してください。

何をしたら良いか?というと、「質の高いコンテンツ」をサイト内に増やしていくこと。

あなたの事業ならではの専門性があるはずです。

その知識・経験をサイト内にストックしていってください。

ポイントは、専門用語を一般の人にもわかりやすい言葉で説明すること。

専門用語をガンガン入れた文章は、誰にも読まれないゴミコンテンツになります。

結果、Googleの検索エンジンでも、いつまでも上位表示されません。

あるキーワードで上位表示されれば、テレビからの取材がやって来る可能性は格段に高まります。

検索で上位表示される方法は、この記事を参考にしてください。

 

(参考)検索上位になる方法。広告なしでビジネスが加速&安定する最強メソッド

 

テレビ取材依頼にかかる費用は?

「取材させてください」と、テレビ局から頼まれて出たのであれば、費用は一切かかりません。

「無料」です。

広告(つまりテレビならCM)であったら、人気のゴールデンタイムなら15秒1本で軽く100万円は超えます。

たった15秒1回だけで、ですよ?

しかし、取材されて番組で取り上げられれば、費用は1円もかかりません。

テレビが欲しいのは、「質の良いコンテンツ」です。

それさえあれば、視聴者に喜ばれ、視聴率が上がり、結果的に儲かるからです。

だから、あなたが質の高いコンテンツを示せれば、向こうから頭を下げて「取材させてください」と頼まれるのです。

ですので、テレビに出たいなら、「質の高いコンテンツ」をご提供することに全力で取り組んでください。

くれぐれも、単なる宣伝(=質の低いコンテンツ)をテレビに送らないことです。

 

注意

怪しい話で「人気番組の●●に●百万円で出られますよ」という誘いがあります。

テレビ局が、CM以外でお金をもらって番組に露出・出演させることはあり得ません。

「人気番組にお金を払えば出られる」という話はほぼ詐欺ですので、気をつけましょう。

 

・広告的な「パブリシティ番組」もある

とはいえ、番組にも、スポンサーがお金を出して宣伝する番組があります。

それがパブリシティ番組。

もろに商品を紹介している番組がありますよね。それは、そのメーカーがスポンサーとしてお金を出して、出ています。

この場合、テレビ局や番組にもよりますが、数百万円〜かかります。

これは、番組とはいっても、CMですね。視聴者も見ていて「これは宣伝だなあ」ってわかりますよね。

少なくとも、みんなが知っている人気番組には、お金を払ったからといって出られない、と思っておいてください。

 

・PR会社に依頼する

・自力でテレビに働きかけるなんて無理…

・でもテレビに出たい

・資金に多少は余力がある

こういう企業さんが、PR会社に依頼するケースは少なくありません。

PR会社に頼むと、テレビに出られる場合があります。

可能性があるだけで、「100%出られる」訳ではありません。

費用は、PR会社ごとに様々ですが、安くても数十万円〜。

最近は、成果報酬型も増えています。「狙った番組の露出に成功すれば200万円」といった感じです。

もちろん、これらのお金はテレビ局に支払われるものではありません。PR会社の活動に対して支払われるものです。

 

では、PR会社に頼む価値はどこにあるのか?を説明します。

①テレビに評価されるコンテンツがわかる「情報の目利き力」

企業からテレビに届く取材依頼のほとんどは、ただの売り込み宣伝です。

だから、ほとんどゴミ箱に捨てられます。

優秀なPR会社員は、その売り込み情報を、質の高いコンテンツに“加工”できるのです。

ここの「情報の目利き力」。

これがPR会社にテレビ露出を依頼する、一番の価値です。

情報加工のスキル、つまり編集力は、現代の錬金術だと僕は考えています。

ものすごい価値がある能力・スキルです。

ただ、ここで注意があります。

「PR会社員には、かなり能力にばらつきがある」という点です。

あなたの会社の情報を加工せずにそのまま持っていくだけなら、PR会社に頼む価値はありません。

そこに何十万円も払う価値はない訳です。

 

②テレビ局に知り合いがいる

これはないよりはあった方がいいですよね。

でも、テレビ局に情報を持ち込むだけなら、やり方さえわかれば、誰だってできます。

繰り返しますが、一番大事なのは、「コンテンツの質」の良し悪しです。

いくら知り合いがいても、コンテンツの質が低ければ、テレビに取り上げられることはありません。

僕も新聞記者時代、たくさんの知り合いがいましたが、知り合いだからといって、すぐ新聞記事にはできませんでした。

「記事にしてよ」と頼まれることはよくありましたよ。

ですが、情報の質が低ければ、個人の気持ちとしては「力になりたいな」と思っていても、記事に取り上げようがないのです。

 

ですので、もしPR会社に依頼するのであれば、「担当者が情報の目利き力を備えているか?」をシビアに吟味することをお勧めします。

 

まとめ:テレビ取材を受けると反響は大きい!

スマホ時代とはいえ、テレビの影響力はいまだ強大です。

僕の指導を受けた方でも、テレビに取り上げられて、

・商品が2週間で1000以上売れました

・1千万円超の商品が売れました

といったケースは枚挙にいとまがありません。

テレビに取材してもらうために必要なことは、「質の高いコンテンツ」を用意することです。

テレビに取り上げてもらうために必要なのは、

・コネ
・お金

では決してありません。

視聴者が喜ぶ「質の高いコンテンツ」です。

それをプレスリリースあるいは企画書に落とし込む。

あるいは、自社サイトにストックする。

グーグルにも高く評価され、検索上位を獲得できますし、テレビ局の人にも見つけられ、取材オファーが来ます。

全ては、質の高いコンテンツです!

あなたの会社や商品・サービスの価値を一番わかっているのはあなたですよね?

あなたの言葉で、その価値をコンテンツに落とし込んでください。

これさえできれば、費用をかけずにテレビに出られます。

自力でのテレビ取材獲得を目指して、がんばってください!

 



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