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記者が教える広報PRの方法

広報PR情報No.1サイト 元読売新聞記者 坂本宗之祐

テレビに取り上げてほしい!取材依頼してTVに取材に来てもらう方法【記者が教えます】


「テレビに取材してもらいたいけど、どうしたらいいのか分からない」と悩んでいませんか?

そんなあなたのために、その正しいやり方や手順、費用について説明します。

私は元読売新聞記者で、多くのテレビ記者の知り合いがいます。この11年で2700人を超える経営者、起業家の方にマスメディア広報について指導してきました。

NHKや日テレ、テレビ東京WBS(ワールドビジネスサテライト)などから取材を受ける方が続出しています。

テレビへの取材お願いは、コツをつかめば誰でもできます。この記事を最後までじっくり読み、ぜひテレビからの取材を獲得されてください!

 

※ この記事は2019年11月26日に公開しましたが、2024年2月28日にリライトして再度公開しました

取材依頼書の書き方

テレビに取材を頼むのは簡単です。取材依頼書を書いて、テレビの人に届ければいいのです。

取材依頼書は、大きく分けて次の2種類あります。

①プレスリリース

②企画書

プレスリリースは、「わが社に、こういうニュースがあります」と報道機関にお知らせする文書です。

よくあるのが、「新商品(サービス)を出します」というパターンです。

これに対して、企画書は「このような企画はいかがでしょうか?」とご提案する文書です。

例えば、12月なら

「年末の大そうじに役立つお掃除ノウハウ集の企画」

といった感じです。

 

文書はいずれも、A4判サイズの横書きで、1〜2枚程度にまとめましょう。

あまり枚数が多くなっては、読まれません!

詳しくは、この記事をお読みください。

 

 

タイトルフレーズ + 写真4、5枚

テレビの場合、見た目のビジュアルが極めて重要です。

なぜなら、テレビというメデイアの性質上、インパクトのある映像が撮れなければ番組として成立しないからです。

ですので、プレスリリースあるいは企画書では、

「これは良い映像が撮れそうだ」

と、テレビの人に一瞬でイメージしてもらえるかどうか?が勝負の分かれ目です。

ネタにもよりますが、取材依頼書の中に写真を4、5枚ほど掲載しておくと良いでしょう。

写真はもちろんですが、テレビの人の興味を惹きつける「タイトル」ができるかどうか?が極めて重要です。

この記事を読んでおきましょう。

・元新聞記者が教えるタイトルのつけ方12のコツ!おすすめ題名のフレーズ24例も紹介します

 

“質の高い情報コンテンツ”

もちろん、見た目のビジュアルだけで取材が決まるほど甘くはありません。

「情報としての質の良し悪し」、ここが生命線です。

テレビの人は、質の高い情報を求めています。

つまり、視聴者さんが、その情報をテレビで見て、「ためになったな」とか「すごく良いこと聞いた!」とか「私もこれやってみよう」とか。

気づきや驚き、喜びをもたらし、人々の人生を少しでも向上させることに役立てる情報です。

 

人々みんながあらゆる情報を求めるのは、「今より少しでも自分の人生を良くしたい」と考えているからですよね?

もちろん、その時々での「暇つぶし」でテレビを見ることもあるでしょう。

ですが、暇つぶしという意味でも、現代は「スマホ」というテレビの強敵が出現しています。

LINEやYouTube、Facebookよりも「つまらない」と思われたら、テレビはヒマつぶしの対象にすら選んでもらえません!

だから、テレビの視聴率は減少。特に若い人はユーチューブ等に流れています。

こうした状況下で、テレビの人たちは「どうしたら見てもらえる番組を作れるだろうか?」と、強い危機感を持って、日々頭を悩ませています。

だから、テレビに取材して取り上げてもらいたかったら、

「テレビのスタッフや視聴者にとってメリットのある、“質の高い情報”」

を考え抜き、作り込んでください。

間違っても、ただ自社が宣伝したいことをそのまま書いた「宣伝チラシ」にしないことです。

単なる会社の宣伝ほど、テレビの人を嫌な気持ちにさせるものはありません。

 

なお、こちらの動画で、「広報を成功させる“質の高いコンテンツ”の作り方5選」を紹介しています。

 

テレビの取材依頼書の送り方

さて、取材依頼するプレスリリースか企画書ができたら、テレビ局に送り届けます。

送り方は基本、「郵送」です。

テレビ局の所在地(住所)は、公開されています。「広報・マスコミハンドブック」を1冊持っておきましょう。

 

 

 

 

 

ただ、ここに載っている住所に、「テレビ局御中」だけで送ってはいけません。

なぜなら、テレビ局は大きな組織です。いくつもの部署に分かれ、多数の人々が働いています。

だから、宛先をはっきりさせなければ社内で迷子になり、放置され、誰にも読んでもらえなくなるからです。

では、どうしたら良いか?

「取材依頼書は、番組ごとに送る」のが正解です。

これは、基本中の基本です。

 

例えば、テレビ朝日だったら、

・グッド!モーニング

・羽鳥慎一 モーニングショー

・ワイド!スクランブル

・スーパーJチャンネル

・報道ステーション

 

・・・などなどあります。これらを封筒の表に宛先として明記して、お送りするのです。

テレビ局への送り先を具体的に特定する方法は、こちらで解説しています。

 

 

NHKについては、この記事で説明しています。

 

テレビ局に接触する最初の入口は、上記の番組ごとにアプローチしていくのがセオリーです。

さらにテレビ局と関係を深めていくには、「メディアリスト」を作成してじっくり関係づくりに取り組んでいきましょう。

以下より、私が保有するメディアリストを無料でご提供しています。

これをもとに、あなた独自のリストを作っていってください。

国内メディアリスト803件(新聞社・テレビ局・雑誌等)一覧ご提供

全国のテレビ局、新聞社、雑誌、ラジオ局などのメディア名と所在地をエクセルで一覧にまとめています。お役立てください。無料です。

 

 

記者クラブを使う方法もある

テレビへの取材依頼のやり方は、基本的には上記の通り、番組ごとに郵送で送ります。

が、これ以外に「記者クラブにお届けする」という方法もあります。

テレビ番組には様々ありますが、「ニュース」「報道番組」は、記者たちが取材して原稿を書き、制作しています。

ニュースを追いかける「記者」と、テレビ番組を制作する「ディレクター」は、全く異なる存在だと知っておきましょう。

テレビ記者の多くは、新聞記者と一緒に混じって、官公庁の記者クラブに席を置いています。

記者クラブは、全国47の都道府県庁にくまなくあります。

それぞれの記者クラブには、報道記者を抱える「テレビ局」「新聞社」「ラジオ局」が加盟しています。

多くの記者クラブの部屋が県庁や市役所にあり、日々のニュースを追いかける記者たちが机を並べて取材の拠点にしています。

この記者クラブに、ニュースのお知らせ=プレスリリースを持参するのです。

なお、記者クラブに企画書は基本、持ち込みません。なぜなら、記者は基本的にニュースを取材する人たちだからです

詳しくは、この記事をご参考ください。

 

テレビ局が取材を決める流れ

テレビ局には毎日、大量の情報が届きます。有名な番組だと1日数百件にもおよびます。

それら大量の情報から、どのように取材先を決めるのか?その流れを書きます。

 

①情報のキャッチ

・郵便

・ファクス

・ホームページ、SNSからの情報提供(メール含)

・知り合いからの連絡(電話、メール、対面)

・記者クラブ詰め記者からの報告

…等々、上記のルートから、番組あてに次々と情報が流れてきます。

 

②取材の検討

送られてきた情報は、手にして「3秒以内」に判断します。

彼らはプロなので、概要を見た(聞いた)瞬間に、番組のネタになるかどうか?判断を下せます。

ファクスや郵便のプレスリリースなら、パッと見た2、3秒。

ここで興味を持たれなかったら、そのままゴミ箱行きです。

ここで「ネタになるかも」と感じたら、即取材に着手するか、後日の手が空いた時に取材できるよう、保存します。

 

③取材の着手

・すぐ取材する場合

届く取材依頼書の中には、緊急を要する案件があります。その場合は、すぐ取材に着手します。

それは例えば、企業の不祥事のタレコミ(内部告発)など、事件性のあるものです。

テレビは新聞と同様、毎日毎日、放送の枠があります(特にニュース)。

だから、「取材の着手が遅れたら、ライバル社に先に報じられてしまう」という恐怖心を常に持っているのです。

 

・後日、取材する場合

ただ、多くの情報はそこまで緊急性がないケースがほとんどです。

その場合、保存されたプレスリリース(あるいは企画書)は、記者やディレクターらが手が空いた時に、じっくり目を通します。

そして、「いける」と判断したら、局内の企画会議にあげられます。そこで上司たちからゴーサインが出れば、めでたく取材に着手することになります。

場合によっては、取材依頼書を受けてから数か月たった後、ということもあります。

 

僕自身も記者時代そうでしたが、このように保存していたネタをもとに、数ヶ月後に取材着手することがありました。

だから、取材依頼書を送って、忘れた頃に取材が来る、ということはよくあります。

テレビ取材を呼び込む、ウェブ検索エンジン対策は必須!

ここまで、取材依頼書を送るケースを中心に書いてきました。

しかし実は、今のテレビの人は、プレスリリースや企画持ち込みなどは、ほとんど重視していません。

彼らにとって、主要なネタの取得手段は今やウェブの「検索エンジン」になっています。

ですので、もしあなたがテレビ取材を呼び込みたいのであれば、プレスリリースと同じくらい、あるいはそれ以上に「自社サイトの検索強化」に力を入れるべきです。

はっきり言います。

もはや、プレスリリースを見ないテレビマンは、珍しくありません。

特にバラエティ系の番組では、プレスリリースは見られません!

なぜなら、プレスリリースの大半は「企業の売り込み宣伝だらけ」だと見抜かれているからです。

「宣伝したいなら、お金払ってCM出してよ」というのが彼らの本音。

ですので、「ただで宣伝してもらおう!」と売り込みに来る企業に対して、良い印象を持っていません。

だから、「必要な情報は、こっちで調べて見つけるから、売り込みはいらない」というスタンスです。

自分たちの方から、取材先を見つけたい、発掘したい。

これは新聞記者も同じです。私も、検索エンジンを使ってネタ探しをすることはよくありました。

ですので、自社サイトあるいはブログを必ず強化してください。

では、検索エンジン対策には、何をしたら良いのでしょうか?

いわゆるSEO業者に高額な費用を支払う必要はありません。

重要なのは、「専門性の高い、質の高いコンテンツ」を御社のサイト内に増やしていくことです。

あなたの事業ならでは、の専門性がきっと何かしらあるはずです。

その知識・経験をサイト内に少しずつストックしていけば良いのです。

ポイントは、「専門用語を一般の人にもわかりやすい言葉で説明する」こと。

専門用語だらけで書かれた文章は、誰にも読まれないゴミコンテンツになります。

結果、Googleの検索エンジンでも、いつまでも上位表示されません。

あなたの業界を知らない素人でも理解できるように、わかりやすい文章で書きましょう。

こうして特定のキーワードで上位表示されれば、テレビからの取材がやって来る可能性が格段に高まります。

検索で上位表示される方法は、この記事をお読みください。

検索上位になる方法。広告なしでビジネスが加速&安定する最強メソッド

 

テレビ取材依頼にかかる費用は?

「取材させてください」と、テレビ局から頼まれて出たのであれば、費用は一切かかりません。

「無料」です。

広告(つまりテレビならCM)であったら、人気のゴールデンタイムなら15秒1本で軽く100万円は超えます。

たった15秒1回だけで、ですよ?

しかし、取材されて番組で取り上げられれば、費用は1円もかかりません。

テレビが欲しいのは、「質の良いコンテンツ」です。

それさえあれば、視聴者に喜ばれ、視聴率が上がり、結果的にテレビ局は儲かるからです。

だから、あなたが視聴者を釘づけにできるような質の高いコンテンツをご提供できれば、テレビ局の方から頭を下げて「取材させてください」と頼まれるのです。

ですので、テレビに出たいなら、「質の高いコンテンツ」をご提供することに全力で取り組んでください。

くれぐれも、単なる宣伝(=質の低いコンテンツ)をテレビに送らないことです。

 

注意

怪しい話で「人気番組の●●に●百万円で出られますよ」という誘いがあります。

テレビ局が、CM以外でお金をもらって番組に露出・出演させることはあり得ません。

「人気番組にお金を払えば出られる」という話はほぼ詐欺ですので、気をつけましょう。

 

広告的な「パブリシティ番組」もある

とはいえ、番組にも、スポンサーがお金を出して宣伝できる番組があります。

それがパブリシティ番組。

モロに商品を紹介している番組がありますよね。それは、そのメーカーがスポンサーとしてお金を出して、その番組に出ているのです。

この場合、テレビ局や番組にもよりますが、数百万円〜かかります。

これは、番組とはいっても、CMですね。視聴者も見ていて「これは宣伝だなあ」と分かる作りになっています。

こうした宣伝中心の番組はふつう、「人気番組」にはなりにくいです。

少なくとも、みんなが知っている人気番組には、お金を払ったからといって出られない、と思っておいてください。

 

PR会社に依頼する

「自力でテレビに働きかけるなんて無理…」

「でもテレビに出たい」

「資金に多少は余力がある」

こういう企業さんが、PR会社(PR代理店)に依頼するケースはよくあります。

よく知られたPR会社には、以下のようなところがあります。

・株式会社ベクトル

・株式会社サニーサイドアップ

・株式会社電通PRコンサルティング

・株式会社プラップジャパン

こうした大手PR会社に頼むと、テレビに出られる場合があります。

ただ、費用は月額100万円〜の年間契約、などとかなりの費用がかかります。

しかも、可能性があるだけで、「100%出られる」訳ではありません。

費用は、PR会社ごとに様々ですが、安くても数十万円〜。

最近は、成果報酬型も増えています。

「狙った番組の露出に成功すれば200万円」といった感じです。

もちろん、これらのお金はテレビ局に支払われるものではありません。PR会社の活動に対して支払われるものです。

 

では、PR会社に頼む価値はどこにあるのか?を説明します。

①テレビに評価されるコンテンツがわかる「目利き力」

企業からテレビに届く取材依頼のほとんどは、ただの売り込み宣伝です。

だから、ほとんどゴミ箱に捨てられます。

優秀なPR会社員は、その売り込み情報を、質の高いコンテンツに“加工”できるのです。

ここの「情報の目利き力」。

これがPR会社にテレビ露出を依頼する、一番の価値です。

情報加工のスキル、つまり編集力は、現代の錬金術だと僕は考えています。

ものすごい価値がある能力・スキルです。

ただ、ここで注意があります。

「PR会社員には、かなり能力にばらつきがある」という点です。

あなたの会社の情報を加工せずにそのまま持っていくだけなら、PR会社に頼む価値はありません。

そこに何十万円も何百万円も払う価値はないわけです。

 

②テレビ局に知り合いがいる

これはないよりはあったら良い、という程度です。

多くの人が、「コネがあれば、テレビに出られる」と思い込んでいます。

しかし、それは大きな間違いです。

コネ=知り合いだったらテレビに出してくれる、というほど甘い世界ではありません。

一番大事なのは、「情報コンテンツの質」の良し悪しです。

いくら知り合いがいても、コンテンツの質が低ければ、テレビに取り上げられることはありません。

僕も新聞記者時代、たくさんの知り合いがいましたが、知り合いだからという理由だけで、新聞記事にはできませんでした。

「記事にしてよ」と頼まれることはよくありましたよ。

ですが、情報の質が低ければ、記者個人の気持ちとしては「力になりたいな」と思っていても、記事にしようがないのです。

 

テレビ局に情報をご提供するだけなら、やり方さえわかれば、あなたでもできます。

差がつくのは、その「情報のクオリティ」です。

ですので、もしPR会社に依頼するのであれば、「担当者が情報を加工・編集できる力を備えているか?」をシビアに見抜くことをお勧めします。

 

なお、PR会社ほどコストがかからず、プロの助言が受けられる「広報コンサル」を活用するのも1つの有効な手段でしょう。

成功する広報コンサルティングとは?メディア業界25年の私の経験から、この記事で説明しています。

 

まとめ:テレビ取材を受けると反響は大きい!

スマホ時代とはいえ、テレビの影響力はいまだ強大です。

僕の指導を受けた方でも、テレビに取り上げられて、

・商品が2週間で1000個以上売れました

・1千万円超の商品が売れました

・インスタのフォロー数、ラインのお友達登録も、2桁3桁レベルで増えました

・お店に4000件の予約電話が殺到しました

・1800件のメール問い合わせが来ました

といったケースは枚挙にいとまがありません。

テレビに取材してもらうために必要なことは、「質の高いコンテンツ」を用意することです。

テレビに取り上げてもらうために必要なのは、

・コネ
・お金

では決してありません!

視聴者が喜ぶ「質の高いコンテンツ」です。

それをプレスリリースあるいは企画書に落とし込む。

あるいは、自社サイトにストックする。

すると、Googleの検索エンジンにも高く評価され、検索上位を獲得できますし、テレビ局の人にも見つけられ、取材オファーが来ます。

全ては、質の高いコンテンツです!

中小企業がブランディングできるオウンドメディアの作り方は、こちらをご覧ください。

あなたの会社や商品・サービスの価値を一番わかっているのは、あなたのはずですよね?

あなたの言葉で、その価値をコンテンツに落とし込んでください。

これさえできれば、費用をかけずにテレビに出られます。

自力でのテレビ取材獲得を目指して、がんばってください!

 

※動画でも説明していますので、ご覧ください。

 

この記事もご参考ください。

・広報戦略8つの手順と3フレームワーク。戦略立案から実行、測定まで徹底解説

 

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