情報を広める5つの方法!SNSやプレスリリースを使ってコンテンツを拡散させる5つの手順
情報があふれる今の時代。広めたい情報が広まらず、もどかしい思いをしていませんか?
今や誰しもがSNSで投稿するだけに、SNSだけの一本足打法では到底、世の中に情報を広めることはできません!
あなたが本当に世の中に広めたいのなら、いくつか情報発信ルートを組み合わせて取り組む必要があります。
そこで、この記事ではSNSやプレスリリースなどを活用して、情報を拡散する方法について説明していきます。
※この記事は、2019年12月23日に公開しましたが、2024年6月21日リライトして再度公開しました
目次
情報コンテンツを広める5つの方法
情報を広めるにはいろんな方法がありますが、以下の5つが主要なものです。
⑴SNS
X(旧Twitter)やインスタグラム、Facebookが主なものです。多くの利用者がいるのは事実ですが、発信者が極めて多く、もはや投稿しても大規模な拡散を狙って起こすことは困難になっています。
⑵プレスリリース
テレビ局や新聞社など大手メディアから取材に来てもらうために発信する文書をプレスリリースと言います。取材・掲載のハードルは年々上がっていますが、テレビや新聞に取り上げられた場合の拡散効果は極めて大きいです。
⑶検索エンジン対策(SEO)
Googleなどのウェブ検索エンジンで、自社サイトが上位に表示されるよう試みる取り組みです。キーワードにもよりますが、検索結果で自社サイトが上位表示されると、自社にマッチしたユーザーが流入するので、とても有効です。
⑷広告
SNSやプレスリリース、SEOにおいて年々コンテンツのレベルが非常に上がり、プロ並みのコンテンツ作成力がなければ、勝ち抜くことは難しくなっています。そこで、お金を投入することで露出枠を強制的に確保する企業も多いです。
⑸インフルエンサー
YouTubeやInstagramなどで人気を集めるインフルエンサーが多数、誕生しています。そこで彼らの影響力に期待し、彼らの動画や投稿で、自社の製品やサービスを紹介してもらおうと取り組む企業も増えています。
情報を拡散する5つのステップ
①情報コンテンツを作る
まず、広めたい情報についての「情報コンテンツ」を作っていきましょう。
「商品サービスそのものがコンテンツだろ?」と考えてはいけません。
商品サービスの情報をそのまま出すだけでは、その情報は「単なる宣伝」にしかならないからです!
マスメディアやネットユーザーから最も嫌われるのが、「宣伝」です。
そうならないよう、必要なのは「喜んで受け取ってもらえる情報づくり」です。
だから、商品サービスそのものではなく、周辺にある「役に立つ情報」「面白い情報」をコンテンツ化していくのです。
そのコンテンツは、ブログ等ウェブ上のオウンドメディアにストックしていくと良いでしょう。
例えば、もしあなたが整体サロンをやっているとします。
「肩こりを解消する方法」「腰痛を改善する方法」など。
このように、あなたの専門性を通じて人の役に立てる情報をコンテンツにして、ブログやYouTubeにストックしていくのです。
(※注意)“単なる宣伝コンテンツ”は、絶対に避けよう!
もちろんお店に来てもらうのがいちばんの目的です。だからお店を宣伝したくなる気持ちはわかります。
しかし、ここはぐっとこらえてください。
単なる宣伝は質の低いコンテンツにしかならない。だから拡散していく可能性は限りなく低いのです。
だから、「質の高い情報コンテンツを作成する」ということは、情報拡散を狙うに当たって、最も重要なことです。
早い話、「まずいラーメンが流行ることはない」ということ。
質の低い情報は、広まりっこありません。これは自然の摂理です。
②SNSや動画で発信を始める
コンテンツを作成し、ブログ等にアップしたら次にやることは、それらをSNSや動画に投稿していくことです。
SNSとは、Instagram(インスタ)やFacebook(フェイスブック)、X(旧ツイッター)などです。
特に、ビジュアル映えする画像で勝負できる素材をお持ちの方は、Instagram(インスタグラム)が適しているでしょう。
もちろん、友だち・フォロワーがいなければ誰にも見てもらえません。そして、ただ待っていても友人・フォロワーは増えません。
ですので、こちらから友人申請したり、フォローしたりして、積極的に交流を図ることで、つながりを増やしていきましょう。
つながりを求めつつ、「質の高いコンテンツ」をSNSで発信していきましょう。
また、今は動画を視聴するスマホユーザーが激増していますので、YouTubeやTikTokはぜひやるべきです。
すると、「役に立つ情報を出してくれる人だな!」とファンが少しずつ増えます。
大事なのは、最初から「拡散」を求めないこと。「拡散希望」という投稿をたまに見ますが、自己都合の宣伝に応じてくれる人はいません。
あくまで、ユーザーに対して「貢献」する姿勢を先に示すことです。
SNSは信頼性が重要です。信頼関係を構築することを優先させましょう。
発信頻度のめやすですが、
・X: 1日5ポスト
・フェイスブック: 1日1投稿
・YouTube: 1日1投稿
というところでしょう。
③プレスリリースを作成、配信する
コンテンツを作り、SNSや動画で発信を始めたら、次にやることがプレスリリースです。
プレスリリースとは、テレビ新聞などの報道機関に対して、ニュースをお知らせする文書のことを指します。
これがきっかけで、テレビや新聞の取材を呼ぶことができます。もちろん最近はプレスリリースを発行する企業や個人は非常に増えていますので、競争率は高いです。
取材の可能性を高めるカギが、①でも指摘した「情報の質の高さ」です。
昨今、ほとんどのプレスリリースは単なる「宣伝チラシ」ばかりです。
だから、「実際の競争率はそれほど高くない」と個人的には感じています。
質の高い情報だとメディアの記者・編集者に判断されれば、テレビや新聞、雑誌は喜んで取り上げてくれます。
しかも、取材であれば広告ではありませんから、「無料」です。
プレスリリースの発信頻度は、事業規模にもよりますが、初心者は最低でも「月1本」を1年間、継続することを目指してください。
メディアに取材依頼するプレスリリースの書き方は、この記事で詳しく説明しています。
プレスリリースを配信するサービスには、以下のようなものがあります。
④大手メディア関係者、SNSユーザーとの信頼関係を深める
出所不明の怪しげな情報は、「ウェブサイト」「紙文書」「メール」「ファクス」どんな手段であれ、ユーザーや記者たちから怪しまれ、広まることはありません。
ですので、「こちらの素性を明らかにすること」「実際に会って話をすること」の重要性がとても増しています。
あなたも実際に会ったことがなく、顔の見えない、実態の見えない相手には警戒心を抱きますよね?
新聞、テレビ、雑誌であれば、「一度でも会ったことがある人」になることです。一度でも実際に会って名刺交換するだけでも、あなたへの信頼性が高まります。
そして、会う機会・回数をどんどん増やすほど、こちらへの理解を深めてもらうことができ、ますます信頼度をアップしていけます。
オフライン活動が重要ということです。
メディアリレーションとは何か?この記事で元読売新聞記者がマスコミとの関係構築のやり方3つのポイントを解説しています
「情報が広まらない」と嘆いている人の多くが、「プレスリリース流しっぱなし」で足を運ばず、オンラインでしか動いていません。
SNS活動でも、出来るだけオフラインで実際に会える機会を持つことがベストです。
そうでなくても、プロフィール欄などで素性を明らかにし、「顔が見える」ようにしておきましょう。
年齢や性別、属性、趣味などのほか、文字通り、運営者の顔写真を出すと良いです。
⑤実績をSNS等ウェブで発信する
活動を続けるうちに、様々な実績が出てくるはずです。
・マスメディア露出実績
・お客様の実績
・売上の実績
など。
これらを、どんどんSNSなどウェブ上に公開していきましょう!
SNSユーザーは、他者の実績に反応を示します。
どんどん実績を見せれば、「ここはすごい会社なんだな」「すごい人なんだな」と、感じるようになります。
この実績の発信は、極めて重要です。
この実績の発信によって、SNS内におけるあなたのポジションはどんどん上がっていきます。
実際は、多くの会社や個人が自らの実績を明確に言語化できていません。つまり、表現が曖昧、抽象的なのです。このため、「ウソくさい」と感じられ、非常に損をしています。
実績は、決して曖昧で抽象的な表現にとどめず、「数字」+「固有名詞」で極めて具体的に書いてください。
X(旧Twitter)でリポストしてもらう12の方法
とはいえ、Xの拡散力には目を見張るものがあります。
実績を積み上げ、フォロワーを増やして行けるに越したことはありません。
以下に、リポストを増やす方法をご紹介します。
①ニュースを速報する
リポストされた投稿を分類すると、なんとその8割がニュースだそうです。
だから、ニュースを速報すれば、リポストされる可能性が高いと言えるでしょう。
「情報の速さ」はそれだけで価値があるわけですね。
記者時代も、一刻も早く現場に到着せよ、と言われていました。
②プロフィールを充実させる
あなたが信頼に足る人物であること、さらには、ある特定のテーマについて専門性があること、が伝わるようにプロフィールを充実させましょう。
素性のよくわからない人物のポストは、信頼性が低いです。
「ターゲットに響くか?」という視点で見直してください。
③イラストや画像を用いる
ポストにイラストや画像が含まれると、テキストだけよりも格段に目立ちます。
④時間帯を意識する
多くのユーザーが利用している時間帯を狙えば、リポストの可能性も高められます。
以下の時間帯です。
・朝8時前後
・昼12〜13時
・夜20時〜
⑤宣伝しすぎは控える
Xには、役に立つ情報を広める、という文化があります。
だから、宣伝ばかりしているアカウントのポストは嫌われます。
⑥リンクを貼る
もちろん宣伝ではなく、「役に立つ情報」が前提ですが、役に立つリンクが含まれるポストもリポストされやすくなります。
⑦知的な内容を発信
Xユーザーは、有益な情報を求めています。知識や情報を欲している人たちです。
そして、自分も知的だと思われたい、という潜在欲求があります。
だから、知性を感じさせるポストは、好んでリポストされます。
⑧相手をリポストする
自分がしてもらいたいことは、先に自分がやれば良い、という法則があります。
だから、自分がリポストしてもらいたかったら、先にリポストしてあげることです。
⑨週末に力を入れる
週末にはXを見る人が増える傾向があります。
だから、週末に投稿を増やすのは一つの方法でしょう。
⑩インフルエンサーに向けてポストする
有名人に向けてツイートし、相手の気をひくことができれば、リツイートしてもらえる可能性があります。
インフルエンサー1人のリポストは、無名の人のリポスト100人分以上に相当することもあるでしょう。
11 ポストを簡素にする
Xで投稿できる文字は基本、140字です。
リポストする人は、自分のコメントを一言入れてリポストを行う傾向があります。
だから、140字いっぱいに投稿するのではなく、彼らのコメントが入る余地も開けた上で投稿すると良いでしょう。
12 ハッシュタグを入れる
ハッシュタグとは、「#」マークのついたキーワードです。
「#ラグビー」などと投稿することで、検索されやすくなったり、同じキーワードに興味関心のある人とつながりやすくなったりします。
SNSのみよりメディア露出が情報の拡散に向いている理由
1、メディア露出は、レバレッジが効く
レバレッジが効くのが、メディア露出です。
1枚のプレスリリースによって、もし「NHKおはよう日本」が取り上げてくれたら?
全国で2000万人ほどの人の目に触れることになります。
ここまでの拡散は、ツイッターなどでは不可能です。
数の規模が、一桁も二桁も違います。
2、正しく広報PRやれば「狙って掲載実現」しやすい
「狙って掲載実現」しやすいのは、マスメディア向けPRです。
というのも、マスメディアは業として情報発信を行っているからです。
これに対して、SNSはそれぞれ個人が楽しむツールとして利用しているもの。
だから、その時々の気分で発信・拡散を行うので、法則性を見出すのは難しいのです。
(理由1)定期的なニュース枠がある
テレビも新聞も、毎日報道を行っています。
ニュースが多い日もあれば、少ない日もある。それでも毎日その枠を埋めなければなりません。
逆に言えば、枠は常に確保してあります。
その点、ツイッター等のSNSでは、「情報拡散」を確約された枠など存在しないのです。
(理由2)採用する情報に法則性がある
新聞テレビといったマスメディアが取り上げる情報には、法則性があります。
例えば、社会性のある話や、目新しさのある情報、絵になるイベント、などです。
だから、彼らが取り上げる法則に沿って計算すれば、取り上げられる可能性を限りなく高めていけます。
つまり、再現性がある。
これに対して、SNSでバズが起きる情報は、計算されたものではない情報が大半です。
ツイッターなどのSNSユーザーは、作為性をあからさまに嫌います。
だから狙ってバズを起こすのは難しい面があります。
まとめ
情報を広めるオーソドックスな方法は、ウェブメディアとマスメディアを絡め、その両側から攻めて行くことです。
ただ、マスメディア記者らはもちろん、ウェブユーザーにも受け入れてもらうために重要なのは、「情報コンテンツの質の高さ」が問われます。
つまり、単なる自分の宣伝は、すべての人から嫌われ、見向きもされない、ということです。
「素晴らしい情報をありがとう!」と感謝されるようなコンテンツを作ることが情報拡散にとって根本的に重要なことなのです。
こうした質の高いコンテンツを作ることができれば、ウェブユーザーやマスメディア記者らが勝手に広めてくれます。
ぜひ、他社貢献を念頭に置いて情報発信に取り組み、あなたの情報を広く世の中に届けていってください!
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