広報セミナーのおすすめと失敗しない選び方、注意点
「広報をやりたいんだけれども、一体何をしたらいい?」
きっとあなたは悩んでいることでしょう。そのお気持ち、よく分かります。
広報の業務は、一般になじみがありません。しかもメディアという特殊な世界を相手にする活動です。不安を抱くのは無理もありません。
だから、まずは広報の全体像をプロから学びたいですよね。
この記事では、広報のセミナー参加を検討されているあなたに、おすすめのセミナーと選び方。また、注意点について説明します。
目次
おすすめの広報セミナー
では早速、おすすめの広報セミナーを紹介していきましょう。
広報学習を提供するメジャーな実施主体は、
(1)日本広報協会 (2)宣伝会議、の2団体です。
(1)日本広報協会の各種セミナー
公益社団法人・日本広報協会(東京都新宿区)が開催する各種のセミナーがあります。
広報広聴の仕事に携わる方を対象に、広報の理論から最新技術まで学べる機会を提供されています。そのテーマは
・広報基礎講座
・デザイン・レイアウト
・文章セミナー
・写真セミナー
・映像セミナー
・広聴セミナー
・危機管理セミナー
・ソーシャルメディア活用セミナー
・・・など、多岐にわたります。
同協会は1954年設立。国や自治体、独立行政法人などへの実績が豊富です。
※なお、私・坂本宗之祐は、日本広報協会様の広報セミナーで講師を務めました(こちらのトップ画像)。
(2)宣伝会議の講座
株式会社宣伝会議(東京都港区)様も、数多くの講座やセミナーを開催されています。
この講座は、独学では学びにくい広報の基本を、全10回かけて学ぶ構成です。
対象は、主に大手企業で広報担当になった社員の方です。
宣伝会議様は、主に広告宣伝に関する雑誌や書籍を発行する出版社です。
同社も設立は1954年。日本初の広告専門誌として「宣伝会議」を創刊しました。
もともと企業の宣伝・広報の担当者が集まって情報交換する「宣伝会議」がそのまま社名となり、始まったそうです。
※なお、私・坂本宗之祐は2016年、宣伝会議様のセミナーで大手企業広報担当者様向けセミナーで講師を務めました。
(3)各PR会社主催のセミナー
東京を中心に、「PR会社」が多数あります。各社ごとに様々な広報セミナーを開いています。
PR会社ごとに、得意・不得意の分野があります。
「テレビに強い会社」「ベンチャー企業向けの支援が得意な会社」などです。
各社ごとの特性を見極めながら、気になる会社のセミナーを選んで参加してみるのも良いでしょう。
広報セミナーを選ぶ判断基準
では、どんな基準で広報セミナーを選んだら良いのでしょうか?
いくつか基準をお示しします。
1 メディア現場のリアルな話が聞けるか?
あなたが広報について学ぶからには、「結果を出したい」はずです。
当たり前ですが、単なる机上の知識=広報の理論だけ学んでも意味がありません。
その意味では、セミナーでは、「リアルで具体的な現場の話をしてもらえるか?」を重視しましょう。
教科書のような小難しい理論や、聞きかじった表面的なテクニックは、広報の実戦ではほとんど使えません。
このため、広報セミナー選びの際は、以下の通り「講師の経歴」をしっかりみておくことをお勧めします。
2 講師はどういう経歴か?
広報のプロを名乗る方にも、いろんなタイプがあります。
講師は主に以下の3パターンです。
①企業広報経験者
②PR会社経験者
③メディア経験者
①の方の場合、その方が所属していた企業に注目です。業種や規模において、あなたの事業とかけ離れている場合、避けたほうが無難でしょう。
というのも、大企業と中小企業の広報活動は、大きく業務内容が異なるからです。
また、広報成果をあげていても、当人の広報スキルのおかげではなく、「商品力」が要因ということもあります。
商品力に依存した広報の手柄話は、あまり参考にしないほうが良いでしょう。再現性が低いからです。
②の場合は、PR現場の場数を踏んできた方なら、リアルな話が聞ければ貴重な学びを得られそうです。
③の場合は、取材をしていた当事者ですから、参考になる話が多く聞けるでしょう。
ただ、一口にメディアと言っても、大きく分けて「報道系(新聞テレビ)」と、「情報系(雑誌)」があります。
実は、報道系と情報系はお互いのことをよく知りません。
また、メディアの人は逆にメディア目線が強すぎて、広報する人にとって理解しにくい話をするケースもあります。
3 客観的な情報を教えてくれるか?
PR会社主催のセミナーには、注意しておきたい点があります。
彼らにとってセミナーは「お客さま獲得の入り口」という位置付けです。
だから、どうしても「わが社に広報業務を依頼した方が良いですよ」というポジショントークになりがちです。
その意味では、セミナーで教えてもらえる情報に客観性が乏しく、内容に偏りが出てくる可能性があります。
また、せっかく講師に貴重な経験・実績があるにもかかわらず、セミナーでは濃いノウハウを出し惜しみしてしまうケースも多いです。
PR会社のセミナーは、間口を広くするため、多くが数千円程度という参加しやすい値段設定になっています。
ですので、そうしたセミナーに参加した場合は、PR会社から当然、営業を受けるものと考えて、心の準備はしておきましょう。
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このブログでも、プレスリリースの全体像を学ぶことができます。
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