広報アイデアを生み出す!記者直伝の必殺技【新規の事業、商品・サービスにも使える】
広報をやっていると、「結局は企画アイデア次第だな」と感じることでしょう。
「でも広報ネタなんてなかなか出せないよ…」という方がほとんどです。あなただけではないので心配しないでくださいね。
そこで、広報に悩める方のために、アイデアを生み出す必殺技をこの記事では紹介します。
この手法は、ヒットする新規事業、商品・サービスを生み出すためにも使える方法です。
目次
広報ネタを次々と生み出す必殺「広報アイデアシート」
このシートを使うと、どんどんアイデアを生み出しやすくなります。
見た目は極めてシンプルですが、効果は絶大です。ぜひご活用ください。
上記をご覧ください。3つのエリアに分かれます。左から「1 わが社のこと」「2 広報アイデア」「3 世の中の動き」です。
このシートの使い方を順を追って説明していきます。
(1)わが社のネタを書き出す
まず、あなたの会社・事業についての要素を(1)に一気に書き出していってください。
「プレスリリースのネタになるかどうか」なんてこの段階では考える必要はありません。ただひたすら書き出していくのです。
商品・サービス、事業のテーマ、経営者の経歴・強み、地域、思いつくことはなんでも書き出していきます。
例えば、私の場合、
・元新聞記者
・株式会社メディア戦略
・プレスリリース
・広報
・ブログ、メルマガ
・出版
・ライティング
・SEO
・ラグビー
・健康オタク
などを書き出してみました。
(2)世の中の動き(ニュース)を書き出す
(1)でわが社のことについて、たくさんアウトプットできましたか?
では次に進みます。
一番右側の項目「世の中の動き」をどんどん埋めていきます。
ここを埋める際は、今の世の中の「ニュース」を見ながら、書き出していってください。
新聞、あるいは「Yahoo!ニュース」でも良いです。そこで目についたものを片っ端からから書き出していくのです。
私は、先日の新聞を見ながら、
・平昌五輪
・成人式
・はれのひ
・高校野球タイブレーク
・大震災の備蓄
・犬型ロボ・AIBO
などを書き出しました(実際はもっと書き出してくださいね)
(3)広報アイデア案を出す
さて、これで左右の項目が埋まりました。
ここからいよいよアイデア出しに入ります。
左側の「わが社」と、右側の「世の中の動き」を結びつけるアイデアを出していくのです。
「左側と、右側を結び付けられるアイデアはないかな?」と考えてみるのです。
どうしてこういうことをやる必要があるのか?
世の中との関わりのないネタは、広報ネタとしてほとんど価値がないからです。
逆に、世の中とあなたの会社の交わるところにニュースが生まれます。
だから、あなたの会社とニュースを結びつけることを、このシートで一覧しながら考えるのです。
広報アイデアの例
例をお見せしましょう。先ほどの私の例です。
(1)と(2)を見ながら考えてみました。
あっ、広報ネタを考えるときは、「遊び心」が大切です。「こうしたら面白いんじゃないかな?」などと考えながら、楽しみながらやってくださいね。
さて、私の仕事の場合、「ライティング」という要素があります。
これと一見、なんら関係なさそうな「高校野球のタイブレーク制導入」を結び付けられないか?考えました。
世の中では、高校生のスポーツマンの過度な身体負担を軽減しようという流れがあるわけです。
そこで、広報ネタとして
「弊社では、ライターの肘を守るため、“タイピング回数制限”を導入いたします」
というアイデアを出しました。
次に、「大震災に備えた食料の備蓄」についてのニュース記事がありました。
これをわが社に当てはめて、
「大震災に備えて、御社の文章を“備蓄”するサービスを開始します」
というアイデアを出しました。
これを実際にプレスリリースするかどうかはともかく、このように頭を柔らかくして考えるといいですよ。
広報アイデアシートの効果
このシートが良いのは、あなたの会社の要素と、世の中の動きを一覧して目にすることができる、という点です。
何も見ずに考えては、慣れた人でもない限り、ユニークな考えはまず生まれません。
ですので、このシートはあなたの頭の中を可視化できる効果があります。
漠然と会社のことはわかっている、世の中の流れはなんとなくわかっている。
それだけではダメなのです。
だから、このシートでぜひ1枚の紙に書き出してみてください。
そして、このシートでは「ニュースと結びつける」アイデアを出すことができます。
ほとんどのプレスリリースは、この「世の中の動きと結びつける」ことをやっていません。
ただ、自社が宣伝したいことをそのままプレスリリースしているだけなのです。
それでは、メディアが取り上げたいニュースにはまずなりません。
このシートによって、トレンド性のある、ニュース価値の高い広報アイデアが生まれやすくなるのです。
ニュースの方程式
ニュースの方程式は、次の公式で成り立ちます。
御社の特異性 × 社会の動き = ニュース
ほとんどのプレスリリースは、「自社の特異性」ばかりを打ち出しています。
でもそれでは、右側の「社会の動き」がゼロなので、ニュースにならないのです。
あなた会社と、世の中の交わるところで、ニュースは生まれます。
だから、企画づくりの際は、必ず「社会の動き」と絡めて考えてください。
社会との関わりのない情報発信は、単なる売り込みにしか過ぎません。
広報アイデアシートのダウンロードはこちら
この「広報アイデアシート」を使って、あなたもぜひアイデアをどんどん生み出していってください(画像クリックでダウンロードできます)。
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