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記者が教える広報PRの方法

広報PR情報No.1サイト 元読売新聞記者 坂本宗之祐

成功する広報コンサルティングとは?メディア業界25年の広報専門家が明かすコンサル現場の体験談


Consultation

「広報PRを強化して、自社のブランドを高めたい」と思っていませんか?そういう企業がいま増えています。

しかし、自社で広報PRを始めたけれど、成果が出ず、迷走してしまうケースがとても多いです。

この記事では、新聞記者と広報コンサルタントとして、メディア業界に25年身を置く私が、広報コンサルティングについて詳しく説明します。

日本広報協会で広報アドバイザーも務めています。

最後まで読んでいただければ、あなたの会社は広報コンサルを頼むかべきどうか?判断できるでしょう。

 

広報コンサルティングとは何か?

広報コンサルティングは、知名度やブランドを強化するために専門的なアドバイスや戦略を提供してくれるサービスです。

新聞記者やテレビマン、メディア編集者との人脈づくりや、プレスリリース作成と配信、イベント企画などについて、あなたの会社にあったやり方を具体的に教えてくれます。

大事なのは、一方通行で知識を教わることではありません。

会社と広報コンサルが密に情報やりとりをしながら、二人三脚で情報コンテンツを作りあげていく点にこそ、広報コンサルの真骨頂があります。

というのも、広報がうまくいくか?は、情報コンテンツの質にかかっているからです。

実際、ほとんどの会社のプレスリリースは「質が低い」ため、失敗しています。

だから、あなたの会社の話をきちんと聞かず、「こうしましょう!」とやり方だけ押し付ける広報コンサルにはほとんど価値がありません。

なぜなら、広報のやり方はすでにネット検索すればいくらでも出ているからです。

この他、広報コンサルではインスタグラムなどのSNS戦略、不祥事が起きた時の危機管理など、

広報PRの幅広い分野にわたる専門知識と経験を提供してもらえることもあります。

 

広報コンサルティングが企業にもたらす価値

①ブランド認知度が上がる

優れた広報コンサルが実力を発揮できれば、あなたの会社への注目度がアップします。

新聞、テレビ、ウェブニュース、そしてFacebookやインスタグラムのようなソーシャルメディアも含め、いろいろなメディアで自社の強みや特徴を一貫して伝えられます。

 

②信頼性と専門性をアピールできる

メディアで取り上げられることで、会社の専門性が知られ、信頼度が一気に高まります。

特に、NHKや日経新聞に載ると、その効果は絶大です。

つまり、「○○新聞に載っていた会社」「○○テレビで紹介されたすごい社長」と人々に認識され、安心してあなたの会社の商品やサービスを買い求めてくれるようになります。

 

③危機管理につながる

経験豊富な広報コンサルは、ネガティブな報道からあなたを守ってくれます。

事故や不祥事の対応を間違うと、メディアやSNSで激しく批判され、ビジネスに大きな支障が生じます。

私も社会部記者として多くの事件を取材しましたが、危機時に間違った対応やメッセージを発信する経営者や団体、政治家をたくさんみてきました。

経験豊富な広報コンサルは、どの段階でどんなメッセージを対外的に発信すべきか?熟知しています。

 

④経営も戦略的に進められる

プロの広報コンサルによって、会社のあり方全般を見通すことができるようになります。

広報戦略は、経営そのものです。

単にメディア露出だけでなく、マーケティング戦略やビジネス戦略を含めて、自社の立ち位置、あり方を客観的に確認できます。

私もクライアントから「自社の社会的な価値に気づけるようになりました」というお声をよくいただきます。

 

このように、広報コンサルは単なるメディア対策にとどまらず、企業の戦略的な目標達成に不可欠な役割を果たすと言えるでしょう。

 

広報戦略を成功させるには?

広報戦略にはたくさんのポイントありますが、最も重要なのが

・あなたの会社のニュース価値を客観的に捉えること

です。

私が広報コンサルする時、一番最初に着手するのがこの点です。

「この商品(サービス)を広めたい!」

と言われても、商品サービスは会社が持つ情報コンテンツのごく一部に過ぎません。

だから、

「商品サービスだけで考えないでください。御社のことをもっと教えてください」

と告げて、高く広い視点から、根掘り葉掘りヒアリングします。

「会社の歴史を教えてください」

「どういう経緯で、この事業を始めたのですか?」

「社長はどのようなご経歴ですか」

そしていただいた答えに対し、「なぜ?・・・・なのですか?」「なぜ?・・・・しなかったのですか?」などと、掘り下げていきます。

なぜなら、記者は「なぜ?」の質問を繰り返して掘り進め、会社や人物の本質的なコアに迫る生き物だからです。

私自身、25年間、1万人以上をインタビューしてきたスキルがここで生きてます。

すると、必ずと言って良いほど、「その会社ならでは」のオリジナリティあふれる要素を何かしら発見できます。

ここからその会社について、広報戦略のコアコンセプトを構築していきます。

 

広報戦略を効果的に進める基本的なステップ

①自社を把握するために、情報全般を整理する

②最新トレンド、社会状況を把握する

③自社と社会状況を照らし、強みを明らかにする

④今後半年の社会状況を予測しながら、広報計画を立てる

⑤プレスリリースを作成する

⑥適切な方法で、メディアに届ける

・・・

多くの会社が、自社の客観的なニュース価値を捉えられていません。

その代わり、「宣伝したいこと」ありきで広報しようとします。

つまり、戦略が何もないのです。これでは99%失敗します。

自社の社員だけでは、自社を客観的に見ることができません。

そして、自社のニュース価値も分かりません。

・客観的な視点
・メディアから見たニュース価値

これらを御社に導入できるからこそ、外部に広報コンサルを頼む価値があると言えます。

つまり、戦略的な広報に取り組めるわけです。

 

この記事で、広報戦略の3フレームワークと立案8手順、戦略の立て方から実行、測定まで徹底解説しています。

 

企業団体が広報コンサルを依頼する目的

広報コンサルを頼む企業や団体には

・自社や製品サービスの認知度が低い

・広報PRできる人材が社内にいない。ノウハウがない。

・メディア業界に知り合いがいない

・自己流で書いたプレスリリースを配信するだけ

…といったところが多いです。

こうした企業団体が、ノウハウのない自社の社員のみで広報PRをテコ入れするのは、事実上かなり難しいです。

 

そこで、メディアに詳しい広報コンサルを取り入れることで、

・自社をメディア目線で見て、ニュース価値のあるポイントが分かる

・自社にはどんなメディア、記者が向いているのか分かる

・自社の場合、どうしたら新聞テレビの取材が受けられるか分かる

・自社の魅力を効果的に伝えるプレスリリースの書き方が分かる

・開封され、読まれるプレスリリースの送り方が分かる

・メディアへのアプローチ方法が分かる。人脈を作れる。

・記者や編集者といつどうやってどのように関係を築けば良いか分かる

・危機時に記者とどうコミュニケーションを取れば良いか分かる

 

…といった広報における不明点をことごとくクリアすることができます。

 

広報コンサルティングを依頼するメリットとデメリット

merit and demerit

広報をコンサルタントに依頼するメリット

 

①メディア露出など成果を出せるようになる

1番分かりやすいメリットは、「広報成果を出しやすくなる」ということです。

メディア業界を何も知らない人が、見よう見まねで広報を始めても、成果を出すことはかなり難しいです。

特にこの3、4年は広報PRを始める企業が大幅に増え、競争は激化しています。

その上、メディアの情報流通のしくみは複雑さを増していますので、一筋縄ではいきません。

こうした専門分野に詳しいプロの力を借りることで、時間と労力、手間を大幅に省きながら、ゴールにたどり着くことができます。

 

②PR会社への丸投げより、社内に広報ノウハウや知見、人脈をストックできる

PR会社に仕事を依頼すると、プレスリリースの作成から配信、メディアへのコンタクト、イベントの設営…などなどを丸ごと請け負ってくれます。

何でもお任せてやってもらえるので、楽ではあります。

しかし、その分、自社に広報ノウハウがストックされにくいです。また、テレビや新聞などのメディアリストも手に入りません。

しかし、コンサルティングに特化した広報支援を受けるのであれば、話は別です。

コンサルの指導を受けながら、自分でプレスリリースを書いたり、自分でメディアにコンタクトを取ったりするなど、手足を動かす必要はありますが、

自分たちで動く分、ノウハウや知見が社内にストックされていきます。

さらには、メディアとの人脈も少しずつ増やしていけますので、この点も大きなメリットです。

 

③PR会社よりも費用をリーズナブルに抑えられる

広報コンサルは、費用の面からもメリットがあります。

PR会社に依頼すると、月100万円〜かかるのが普通です。

安くても月50万円程度はかかり、これが1年は続くこと覚悟する必要があります。

しかし、広報コンサルであれば、費用はもっと抑えられます。

事業者によって異なりますが、月10万〜30万円といったあたりが相場でしょう。

プレスリリースを書いたり、メディアの人に会いに行ったり、社員が実際に動く必要はありますが、

ノウハウまで得られて、コストも安いのであれば、一考の価値は大いにあると思います。

 

デメリットとそれに対する対処法

広報コンサルを頼むデメリットはいくつかあります。

1つは、広報コンサルタントの能力にバラツキが大きい点です。

依頼する前に、あなたの会社に見合う能力、実力、経験があるかどうか?を見極めるのは難しいです。

実際に依頼してみなければ、そのコンサルタントの能力・実力が分かりづらいのは、広報コンサルのデメリットです。

特に、複数のコンサルタントを抱える広報コンサル会社に依頼する時は注意が必要です。

会社としては立派な実績はあるものの、その成果を出しているのはごく一部のコンサルタントに過ぎず、多くのコンサルタントは経験不足、というケースはよくあります。

駆け出しコンサルタントに経験を積ませるための踏み台に、あなたの会社が使われたらたまったものではありませんよね。

では、どうしたら良いか?

対処法の1つは、「1人1人のコンサルタントの経験と実績を、個人単位で明示してもらうこと」です。

それからもう1つ大事なことは、「実績を出したクライアントはどんな会社か?まで明示してもらうこと」です。

なぜなら、ものすごい会社や商品サービスがある会社なら、どんな広報コンサルだって(コンサルを頼まなくても)メディア掲載の成果を出せるので、本当の意味でのコンサルの実績ではないからです。

 

広報コンサルの具体的なサポート内容

①広報戦略の開発と実行

②プレスリリースの作成と配信

③メディア関係者とのリレーションシップ構築

④危機管理広報のコンサルティング

 ・危機発生時の迅速な対応計画と実施。
 ・ネガティブなメディアカバレッジへの効果的な対応策。
 ・ブランドの信頼性を保つための戦略とコミュニケーション

 

上記が基本的な広報コンサルティングの内容です。

さらに、以下のような支援をしてくれる広報コンサルもあります。

 

⑤オウンドメディアの構築支援(ブログ、ホームページ等)

⑥検索エンジン対策(SEO)のサポート

⑦SNSの運営支援

⑧YouTubeなどの動画チャンネル運営

などなど。

 

「日本広報協会」のコンサルティングのメニューはこちらに掲載されています。

 

なお、

・新聞広告
・テレビCM
・Google広告やYahoo!広告
・SNS広告
・YouTube広告

といった取り組みは、「広報」ではなく「広告」です。

これらに取り組みたい方は、広報コンサルではなく、広告代理店に相談しましょう。

 

広報コンサルティングサービスの選び方

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良質な広報コンサルタントの見分け方

あなたの会社にマッチした広報コンサルタントを見分ける方法を説明します。

①あなたの会社の業界を過去に経験したことがあるか?

最も分かりやすいのは、そのコンサルタントが過去にあなたの業界を経験しているかどうか?です。

業界現場のリアルと、あなたの業界にマッチしたメディアを知る人でなければ、御社の広報に価値のあるアドバイスを受けることはできません。

 

②メディア業界の経験が豊富か?

新聞社やテレビ局で、記事や番組を取材・制作した経験のあるコンサルタントであれば、コンテンツの制作者目線で有意義なアドバイスをもらえることが多いです。

メディアで制作した経験がなくても、10年以上、PR担当として毎日メディア関係者とやり取りを重ねてきた実務経験があれば、御社をメディアにつなぐ有益な知見を提供してくれるでしょう。

 

コンサルタントと効果的に協力する方法

「緊密に情報交換、コミュニケーションを取ること」に尽きます。

広報コンサルタントがクライアントの話を聞かず、一方的に指示するだけでは、広報はうまくいきません。

クライアントである御社は、必ず広報コンサルタントに対して、こまめに自社の情報を提供するように努めてください。

なぜなら、御社について十分な情報がなければ、コンサルタントのアドバイスは効果的になりにくいからです。

些細なことでも遠慮せず、日頃から「報告・連絡・相談」しましょう。

広報とは、情報がベースです。そのベースとなる情報をしっかりコンサルタントが共有、理解しておくことは、広報コンサルティング成功の肝です。

 

広報コンサルティングの事例研究

国内外の成功事例とその分析

事例から学ぶ、適用可能な戦略とテクニック

 

 

 

なお私、坂本宗之祐(元読売新聞記者)も広報コンサルティングを行なっています。

私の広報コンサルを受けた方々の事例はこちらをご覧ください。

 

広報コンサルをご検討の方、こちらからお気軽にご相談ください。

 

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