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記者が教える広報PRの方法

世界最大メディア出身 No. 1 コンサルタント 坂本宗之祐

朝日新聞に取材依頼する(プレスリリースを送る)方法


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朝日新聞に取材に来てもらいたい、と考えている方は多いのではないでしょうか。

でも、具体的に「どこに、何を、どう伝えたらいいのか分からない」という方のために、プレスリリースの届け方を説明します。

結論から言えば、新聞の「面」を指定して、プレスリリースを郵送する。これが最も確実に届ける方法です。

新聞は、政治、経済、社会、文化、生活、スポーツ…などなど、幅広いジャンルを扱います。

だから、あなたの届けたい情報にふさわしい「面」を見つけ、そこにプレスリリースを送るべきなのです。

メールで送るのはおすすめしません。新聞社には膨大な迷惑メールのプレスリリースが届いています。それらに埋もれて読んでもらえず、取材につながるケースはまれだからです。

では、朝日新聞に取材を依頼する流れを説明していきましょう。

 

1 朝日新聞とは 

1-1 特徴

まず朝日新聞の特徴について説明します。販売部数は全国で658万部。読売新聞に次いで、国内で二番目に発行部数の多い新聞です。

部数は読売の後塵を拝しているとはいえ、朝日新聞は知識階層向けのクオリティペーパー(高級紙)という自負を持っています。

同社サイトによると、取材拠点は全部で計317拠点。

その内訳をみると、国内の全都道府県に43総局・235支局(→総局一覧はこちら)、海外5総局・34支局(→海外拠点一覧はこちら)となっています。

 

1-2 社の所在地

朝日新聞には、4つの本社があります。東京、大阪、西部(北九州)、名古屋です。さらには北海道に支社、福岡に本部があります。

・東京本社 〒104-8011 東京都中央区築地5-3-2

・大阪本社 〒530-8211 大阪市北区中之島2-3-18

・西部本社 〒803-8586 北九州市小倉北区室町1-1-1

・名古屋本社 〒460-8488 名古屋市中区栄1-3-3

・北海道支社 〒060-8602 札幌市中央区北2条西1-1-1

・福岡本部 〒812-8511 福岡市博多区博多駅前2-1-1

 

プレスリリースを送るには、これら本社などが送り先の一つになります。

ただ、各本社にそのまま「御中」で郵送しても、しかるべき部署に届かないため、なかなか取材されません。本社は組織が大きく、部署が細かく分かれているのです。

では、どうやって部署を特定すればいいのか?

それは、新聞の紙面を見れば分かります。新聞の紙面をチェックしながら

「自分のネタは、新聞のどの面なら載る可能性があるだろうか?」

を見極めればいいのです。

部署名は分からずとも、新聞の「面」を指定して送れば、プレスリリースはしかるべき記者にきちんと届きます。

では、朝日新聞の紙面についてこれから紹介します。

 


1-3 主な紙面の構成

・一面

その日に最も重要なニュースが載るページです。官庁や大企業の動きや、大きな事件・事故などが主に載ります。

通常は、プレスリリースを送ってこの一面に載ることは、よほどニュース性がない限り難しいです。

 

・総合面(二、三、四、五面)

主に国内の重要なニュースが載ります。政治行政系の記事が目立ちます。ニュース解説コーナー「時時刻刻」がほぼ毎日あります。

ここでの狙い目は、旬の人物を紹介するコーナー「ひと」です。

 

・政治面

政治家以外の一般の方が載ることはまれです。

 

・国際面

火〜木曜日は2ページ、その他1ページ。海外のニュースが載ります。ここもプレスリリースには不向きです。

 

・経済面

水曜日〜土曜日に毎日2ページ。月火は1ページ。国の経済政策や、大企業の動きがメーンです。

テーマに沿った読み物「けいざい+」がほぼ毎日載っています。テーマの動向を見ながら、自社に合いそうならネタを送って良いでしょう。

新商品を紹介するコーナー「商品ファイル」は狙い目です。毎日あるコーナーなので、記者は日々ネタを求めています。新商品のプレスリリースはここに送りましょう。

また、月曜日には会社を紹介する大型コーナー「カイシャの進化」があります。ここでは、特定の会社を1社取り上げ、挑戦している現状、これまでの歩み、理念などを紹介しています。

 

・オピニオン面

ほぼ毎日2ページ。社説のほか、あるテーマを取り上げて専門家の意見を紹介します。

ここで目を引くのは、「われら中小企業」という特集です。日本を支えているのは中小企業である、と応援するスタンスで、経営者の声などを紹介しています。

 

・地域面

地域面では、全国都道府県ごとの地域ニュースが載っています。

毎日1〜3ページ。あなたの街の事件事故や、街の話題など、幅広いネタを扱います。

ここはほかの面と比べ、掲載されやすいです。

というのも、地方ほど少ない人数の記者で地域版の紙面を毎日埋めています。だから記者は、ネタに困っていることがよくあります。

だから、この地域面あてにプレスリリースを送るのはおすすめです。

 

・生活面

月〜金曜日に1ページ。衣食住など、生活全般に役立つ知恵と情報が載っています。

患者の視点から医療について掘り下げるコーナー「患者を生きる」がほぼ毎日あります。テーマが不定期に変わるので、医療関係の方は、テーマをチェックしておきましょう。

この面では、生活に即したプレスリリースが取り上げられる可能性があります。

 

・医療面

毎週水曜に1ページ。最新の医療情報を取り上げています。医師が読者の質問に答えるコーナー「どうしました」もあります。

 

・文化・文芸面

月曜~金曜に1ページ。文字通り文化や文芸に関する情報を紹介します。

 

・「働く」面

月曜日に1ページ。就活情報や、様々な仕事の現場の紹介しています。

人事関係や、ユニークな働きぶりのある会社は、プレスリリースでここに情報を届けましょう。

 

・社会面

毎日2〜3ページ。事件や事故のほか、活躍する人や街の話題など、幅広いニュースを取り上げます。

社会面は新聞の中でもよく読まれる注目度の高い面です。が、企業の不祥事が載ることはよくあれど、宣伝が載ることは滅多にありません。

ただ、「人物」に焦点を当てた物語のような話なら、取り上げられる可能性があります。

 

・「Reライフ 人生充実」面

月曜日のみ2ページ。アクティブに生きる50代からの読者が対象。

白髪のケア、退職金の運用など、シニアの方々に役立つ情報を紹介しています。シニア向けの情報はぜひここにプレスリリースをお届けするといいですね。

 

・読書面

毎週日曜日に4ページ。硬派本の紹介が多いですが、ビジネス書やコミック、新書も紹介します。著者にインタビューして紹介するコーナー「著者に会いたい」などもあります。

本を出版したら、ぜひここにプレスリリースを届けましょう。

 

・「くらしの扉」面

日曜日に1ページ。主に女性向けで、生活に役立つ情報が載っています。

新生活のパンプス選び、新しい職場のストレスケアなどを、専門家に聞いています。

 

 ・教育面

木曜~日曜に1ページ。教育界の目だった動きや、大学の研究などのほか、私立大の奨学金など、学生たちにメリットのある情報を紹介しています。

 

・「はぐくむ」面

毎週土曜に1ページ掲載。育児・子育てに関することを取り上げています。保育士の話など。

子育てに関する活動をしている方は、ここにプレスリリースを送るといいでしょう。

 

・科学面

木曜日に1ページ。科学にまつわる様々な出来事や情報を紹介します。

 


 

2 朝日新聞はプレスリリースをどこで受けている?

「本社」か「地域の各拠点」に送ることになります。

本社か?地域の取材拠点か?それぞれについて説明します。

ちなみに、本気で取材を受けたいのなら、送り方は「郵送」がオススメです。

 

2-1 本社に送る場合

本社とは、最初に説明した「東京本社」「大阪本社」「西部本社」「名古屋本社」の4つです。

本社は組織が大きく、記者も数百人〜数十人おり、部署が細かく分かれています。なので、ピンポイントで「面」を指定しましょう。

部署名は分からなくても大丈夫です。「・・・面 ご担当記者様」で送れば、担当の記者の手に届きます。

上記の「1-3 主な紙面の構成」で紹介したそれぞれの面をチェックして、あなたの情報にマッチする面を選びましょう。

 

 

2-2 地域の拠点に送る場合

あなたが地域で活動しているなら、地域の拠点にプレスリリースを送る=地域面での掲載を狙う、ということが非常にオススメです。

朝日新聞の取材網は、国内の全都道府県に43総局・235支局(→総局一覧はこちら)もあります。

本社にプレスリリースを送っても、競争率がとても高いため、なかなか取材に至りません。

ところが、上記の地域の総局・支局が記事を書いている地域面はそれと比べ、はるかに取材に来てもらいやすいのです。

なお、地域面の呼び名は、地域ごとに異なります。横浜で配られる新聞なら「横浜版」、佐賀で配られる新聞なら「佐賀版」などとなっています。

  

朝日新聞の全国の取材拠点の所在地・電話番号・FAX番号などの情報はここで一覧できます。

 

プレスリリースの送り方については、この記事に必ず目を通しておきましょう。

プレスリリースの送り方 新聞テレビ取材の確率を3倍高める方法 – 記者が教える広報PRの方法プレスリリースの送り方 新聞テレビ取材の確率を3倍高める方法 
 
 
 

 


 

2-3 宛名の書き方

 

・その1 本社に送る場合

郵送の宛名ですが、次のように書けばきちんと担当の記者に届きます。

●(例)

〒104-8011 東京都中央区築地5-3-2 

朝日新聞東京本社 経済面 ご担当記者様

 

このように面を指定すれば、しかるべき部署に届きます。

そしてできれば、コーナーまで指定しましょう。ピンポイントで担当記者に届けられます。つまり、採用されやすくなります。

●(例)

〒104-8011 東京都中央区築地5-3-2 

朝日新聞東京本社 経済面 商品ファイル ご担当記者様

のような感じです。

 

その2 地域の総局・支局に送る場合

総局・支局は、記者は多くても10人程度しかいないので、本社宛てのように面を指定する必要はありません。

●(例)

〒310-0062 茨城県水戸市大町1-2-38 

朝日新聞水戸総局 御中

 


 

 

3 会社の雰囲気、記者の特徴

朝日新聞は、世間的には左寄りだと言われています。ただ、記者一人一人は様々な考え方があり、必ずしも偏っているとは感じません。

また、一般的に貴社のエリート意識が高いとも言われます。確かにそういう面はあるかもしれません。良くも悪くも、プライドが高いとは言えるでしょう。

ただ、それも全ての記者がそういうわけではなく、中には気さくで人間味のある記者もいます。

会社としては、強力なトップの下で統制のとれた読売新聞と比べ、組織としてはまとまっていないような印象も受けます。

その分、記者一人一人の個性が比較的、尊重されているとも言えるかもしれません。

※ここで書いているのはあくまで私見です。

 

4 どんな情報がおすすめか?

朝日新聞は、ジャーナリスト集団として、自分たちが世の中を良い方向に導くんだという考え方・自負が多分にあります。

なので、プレスリリースで情報をお知らせする際には、そこに「社会性」「公共性」を盛り込んでおくことを、しっかり意識してください。

それがない限り、意識の高い朝日の記者にとって、なかなか取材の対象にはなりません。

「世の中を良くしたい」という純粋な思いがあれば、朝日の記者は呼応してくれることがよくあります。

社会性・公共性は、もちろんどの新聞にも言えることです。

単なる宣伝のお知らせは、記者に嫌われますので、気をつけてください。

 

プレスリリースの書き方は、この記事で詳しく説明しているので、参考にしてください。

 

5 まとめ

朝日新聞は、東京本社の記者から取材を受けることはハードルが高いですが、チャンスはあります。

そのためには、あなたの知らせたい情報にふさわしい面を見つけ、その担当記者にピンポイントで送るように心がけましょう。

また、全国の都道府県に記者がいるので、ぜひ彼らに良い情報を届けてあげてください。

電子メールによる情報受付もありますが、きちんと読んでもらえる「郵送」がおすすめです。

詳しい具体的な送り方は、私の本をご参考いただければ幸いです。


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