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記者が教える広報PRの方法

広報PR情報No.1サイト 元読売新聞記者 坂本宗之祐

プレスリリースの配信方法まとめ。記者クラブからメディア直送付、配信代行まで解説


プレスリリースを配信したいけれど、実際どうしたらいいのか?分からない。

そんなあなたのために、プレスリリースの配信方法を網羅的に紹介します。

私は読売新聞記者時代から、たくさんのプレスリリースを受けてきました。

ですが、読む気もしない配信が多く、「どうしてこんな送り方をするんだろう?」と疑問に思うことが度々でした。

かなり多くの方々が、プレスリリースの配信方法を間違えています。

その結果、記者に見向きもされずに捨てられてしまうのです。

私は、記者経験をもとに広報指導していますが、取材獲得される方が続出しています。

この記事で、プレスリリースの正しい配信方法を説明していきます。

①記者クラブ

プレスリリースをメディアに届けるスタンダードな方法が、「記者クラブに届ける方法」です。

記者クラブは東京はもちろん、全国の都道府県にくまなく存在します。

あなたの地元の記者クラブにお届けしましょう。詳しいやり方は以下の記事をご覧ください。

 

 

②各メディアに直接配信する

記者クラブを使えば、効率的に複数の新聞社テレビ局にプレスリリースを送ることができます。

しかし、個別の新聞社テレビ局(あるいは雑誌社等)にお送りすることもできます。

その送り方も、郵送やメール、ファクスなど様々ですが、一長一短あります。

結論から言えば、最もオススメは「郵送」で送る方法です。

ただ、ファクスでも良いケースも多いです。

なお、「メール」はあまりオススメしません。取材につながる確率は低いからです。

送り方は、この記事で詳しく説明しています。

 

なお、プレスリリース配信のキモは、あなたに最適化されたリストの作成です。

この記事をぜひ読んでおいてください。

メディアリストの作り方。デキる広報が行う作成と管理7つの手順

 

 

国内のメディアリスト(約800媒体)

国内メディアを網羅したリストを、以下の記事からプレゼントしています。

 

主要な新聞社への配信方法は、以下の各記事で詳しく説明しています。

 

日経新聞

 

読売新聞

 

朝日新聞

 

テレビ局

テレビ局に自社から配信する方法を説明しています。

 

 

ウェブメディアの配信先

メールで送れる主だったウェブメディアをご紹介します。

 

・ITメディア
https://corp.itmedia.co.jp/media/pr/

・マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/top/notice/press.html

・Jキャストニュース
https://secure.j-cast.com/form/post.html

・流行&トレンドニュースサイト 【 ストレートプレス 】
https://straightpress.jp/press

・INTERNET Watch
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/common/contact.html

・GIGAZINE

大阪拠点の老舗ニュースサイトです。スマートニュースなど各種ニュースアプリにも記事配信しており、影響力があります。
https://gigazine.net/news/contact3/
https://gigazine.net/news/contact4/

・サーチナ

サーチ (search) とチャイナ (china) を意味するように、中国関連のニュースを主に取り上げます。
http://info.searchina.ne.jp/media/?p=32

・日刊工業新聞
https://corp.nikkan.co.jp/p/company/press

・フジサンケイビジネスアイ
http://www.business-i.jp/corp/inquiry.html

 

・ロケットニュース(メール)
press@rocketnews24.com

 

 

③配信代行サービス

あなたが作成したプレスリリースを、「あなたに代わって各メディアに一斉配信します」というサービスが多数存在します。

以下の図のように、機械的に一斉配信するのがこのサービスです。

この記事でも説明しています。

 

ただ、このサービスを使っても効果があるのは、すでに高い知名度のある企業・団体です。

組織・団体としてのネームバリューがあるところなら、記者はプレスリリースに目を通さざるを得ないからです。

しかし、まだ知名度の低いスタートアップや中小企業がこのサービスを使っても、取材につながる確率は低いです。

記者は、配信代行業者からのプレスリリースは、すぐそれだとわかります。

その際、知らない会社のプレスリリースであれば、「大した価値のない売り込みだな」と判断する習性がついています。

だから、本当に取材を獲得したベンチャーや中小企業の方には、この配信代行サービスはお勧めしていません。

記者の立場からしても、プレスリリースを自ら送る程度の手間を惜しむ会社に、あまり良い印象を持ちません。

配信代行業者は多数ありますが、本質的にどの社も大差はありません。

 

④記者に直接送る

あなたがすでに記者の知り合いがいるのなら、直接、その記者にお送りできます。

これが最も確実で手っ取り早い方法ですね。

記者らメディア関係者と良好な関係を築くことは、非常に重要です。

しかし、これができていない広報担当者が大半です。

継続的に取材を呼び込むこために、ぜひこの記事をお読みください。

 

配信後にやること

プレスリリースを配信したら、記者からの問い合わせ(電話あるいはメール)を待ちましょう。

電話やメールがあれば、すぐに対応してください。「翌日に折り返そう」とのんびりしていたら、みすみす掲載チャンスを逃します。

新聞テレビには毎日何度も締め切りがあり、記者らは1分1秒に追われているからです。

 

自社サイトへのアップは、プレスリリース配信から3日程度、間を開けることをおすすめします。

なぜなら、記者たちは「まだ世の中に知られていない情報」を好みます。

だから、自分が受け取った時にすでにネット上に流れていたら、取材意欲をくじくリスクがあります。

プレスリリース配信を受けたメディアから取材が入り、記事・放送されたら、記者にお礼を伝えましょう。メールで大丈夫です。

1回きりの関係で終わらせず、次回以降の取材につながるよう、信頼関係を育んでいきましょう。

 

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「国内メディアリスト(新聞社・テレビ局・雑誌)
(計803)

 media-list-imageこのリストでは

・全国のテレビ局(185)
・全国の新聞社(135)
・雑誌(209)
・ラジオ局、CATVなど(274)

これらの媒体名、所在地をエクセルで一覧にまとめています。

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