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広報PR情報No.1サイト 元読売新聞記者 坂本宗之祐

「プレスリリース 意味ない」と感じたら!今すぐ見直すべき5つのポイント


プレスリリースを配信しても反応が得られず、「プレスリリースは意味がない」と感じたことはありませんか?

プレスリリースは今や、企業や団体が情報発信する際に欠かせないツールです。

ですが、プレスリリースを配信しても、メディアからの反応(取材オファーなど)がないと「プレスリリースは意味ないのでは…」と感じてしまうのは無理もないですよね。

しかし、プレスリリース自体に意味がないわけでは決してありません!

もしあなたがプレスリリースで効果を出せていないのなら、配信方法や書き方、内容に問題がある可能性が極めて高いです。

この記事では、プレスリリースを配信して反応が得られない場合に、どのようなポイントを見直すべきか?を解説します。

配信先やタイミング、内容の見直しや、配信方法の改善に取り組むことで、より効果的な情報発信ができるようになります。ぜひ最後までお読みください。

※この記事は、2023年3月13日に公開しましたが、2023年10月30日にリライトして再度公開しました

「プレスリリース意味ない」と考える人が増える2つの理由

近年、プレスリリースを意味がないと考える人が増えています。

その理由の一つ目は、過剰なプレスリリースの配信が増えたことによる飽和状態です。

インターネットを介して簡単に配信できるため、企業が過剰なプレスリリースを配信するようになりました。

その結果、メディアや消費者がプレスリリースに反応しなくなっているのです。

事実、大手プレスリリース配信事業者の発表によると、メディアに届くプレスリリースの配信数は2017年と比べ、2022年には4倍以上になっています。

二つ目は、プレスリリースが単なる「広告」になってしまっている点です。

プレスリリースは、自社の情報を広く伝えるために発信します。

しかし、その中には単なる広告でしかないプレスリリースも多く存在しています。

つまり、質の低いプレスリリースが世に溢れかえっているのです。

そのため、プレスリリースを読む側からすると、単なる広告にしか見えず、情報としての価値が薄れてしまっています。

 

典型的な“意味のない”プレスリリース5例

①タイトルが長すぎる、または曖昧すぎる

プレスリリースはタイトルで決まります。記者はタイトルを見て本文を読むかどうか判断します。タイトルが長すぎたり、内容が曖昧だったりすると、ジャーナリストや読者が内容を読む興味を失ってしまいます。

 

②情報が不十分

プレスリリースは新しい情報や発表を伝えるためのものです。古い話だったり、具体的かつ詳細な情報がなかったりすれば、メディアの人たちに興味を持ってもらえません。情報が不十分であると、読み手は興味を失い、すぐ読むのをやめてしまいます。

 

③文体が難解すぎる

専門用語がいくつも並ぶプレスリリースは、失敗する典型例です。メディアの人があなたの業界に詳しい、とは限りません。にもかかわらず、多くの企業はつい自社業界の言葉をプレスリリースに用います。メディア側に意味が理解されず、捨てられてしまうケースが後を絶ちません。

 

④内容がセールスになっている

プレスリリースは情報提供するためのものです。宣伝文句や過度なセールス文を含むものはメディア側から「信頼性に欠ける」と見なされます。ジャーナリストは客観的・中立的な情報を求めているからです。

 

⑤ニュースとしての価値がない

単なる「新年の挨拶」や、何の変わり映えもしない、よくある商品のお知らせでは、メディアがわざわざ記事にするニュース価値がありません。

 

 

プレスリリースには絶大な効果がある!

しかし、プレスリリースは正しく取り組めば、絶大な効果を発揮します。

スタートアップ企業など、これから大きな成長を目指したい企業にとっては「必須」だと個人的には思っています。

なぜなら、大きなお金をかけずに、知名度と信用度を高めることができる手段は、プレスリリースをおいて他にはないからです。

2023年10月現在でも、プレスリリースをきっかけに

・日本テレビのディレクターが取材に来て、番組で紹介されました

・日経MJの記事でお店の取り組みを紹介されました

・毎日新聞の記者に取材され、人物紹介コーナーに載りました

・産経新聞で活動を取り上げてもらえました

…といったご報告を、数えきれないほどいただいています。

プレスリリースは誰でもできます。そして自分でメディアに送り届ければ無料でできます。

低コストで取り組むことができ、大手メディアに記事や番組で取り上げてもらえるコストパフォーマンスの高さは、他に類例を見ない手段でしょう。

つまり、プレスリリースに意味がないのではなく、やり方を間違っているから失敗し、「意味がない」ように思えるのです。

 

ですので、適切な配信方法や情報提供を行えば、あなたもプレスリリースの効果を享受できます。

というわけで、以下にプレスリリース見直し5つのポイントを紹介しましょう。

見直し①プレスリリースの目的を明確にする

プレスリリースの目的を明確にすることは、プレスリリース配信において重要なポイントのひとつです。

例えば、新商品の発表、新規サービスの提供開始、業績発表、人事異動など、様々なテーマがあります。

ウェブ上にアップしてアナウンスすることだけが目的に場合もあると思いますが、本来的には、「メディアから取材してもらい、記事を書いてもらうこと」を目的にする方が多いでしょう。

次に、その目的を達成するために、どのようなアピールポイントを伝えるかを考えます。アピールポイントとは、メディアや顧客に伝えたい重要な情報のことで、魅力的なポイントを明確にすることが大切です。

また、プレスリリースの配信先によって、アピールするポイントを変えることも重要です。例えば、新製品の場合、顧客へのアピールポイントを重視した配信先を選び、業績発表の場合は、金融関係のメディアに配信することが効果的です。

 

見直し②プレスリリース配信の方法を見直す

プレスリリース配信サービスは、プレスリリース配信において多くの企業団体が利用しています。

しかし、プレスリリース配信サービスに頼りすぎることは避けるべきです。

プレスリリース配信サービス事業者が提供するリストは、各メディアが公に公開しているメールアドレスです。そこに膨大な数のメールのプレスリリースがメディアに押し寄せるため、メディア側は処理しきれなくなっています。

なので、そうした一斉配信リストに頼らず、自社にマッチした記者・編集者らに直接プレスリリースを提供することを考えるべきです。

つまり、自社に最適化された送信先リストを構築して、自社独自の配信を行うのです。

プレスリリース配信サービスには、配信料金が発生するケースがほとんどです。配信方法の選定にあたっては、コストと効果を考慮することが大切です。

プレスリリースの送り方は、郵送やファクス、直接持ち込み、記者クラブへの投げ込み、など多様な手段があります。

これらの記事をご参照ください。

・プレスリリースのやり方・送り方!どんな方法で送り先はどこに出す?初心者向けに詳しく解説します

・記者クラブへのプレスリリース投げ込み方法、ルール、注意点を元読売新聞記者が説明します

 

メールによるプレスリリース配信だけにこだわると、行き詰まる可能性が高いので、柔軟に考える必要があります。

プレスリリース配信サービスを利用する場合には、提供されるリストやアピールポイントを参考にしつつ、企業や団体独自の視点で配信方法を選びましょう。

見直し③プレスリリースの書き方を見直す

プレスリリースの書き方を見直すことは、プレスリリース配信において非常に重要です。

プレスリリースは、配信先に対して情報を提供するためのものであり、読み手にとって分かりやすく、興味を引くような文章を書くことが求められます。

プレスリリースの書き方を見直す方法を紹介します。

まずは、プレスリリースの構成を確認することが必要です。

プレスリリースには、タイトル、リード文、本文、会社情報、問い合わせ先などが含まれます。それぞれの項目について、配信先に対して有益な情報を提供することが重要です。

次に、本文の書き方を見直すことが必要です。

本文は、リード文で示した内容を詳しく説明する部分です。配信先に対して有益な情報を提供することが求められるため、冗長な表現を避け、分かりやすい文章を心がけることが重要です。

記者から「取材したい」と思ってもらえるプレスリリースの書き方は、この記事を参照ください。

・マスコミ取材依頼するプレスリリース文の書き方!元読売新聞記者が例文とテンプレートで徹底解説

 

以上のように、プレスリリースの書き方を見直すことで、より効果的な情報発信を行うことができます。

企業や団体は、配信先に合わせたプレスリリースの書き方を心がけ、反応を確認しながら、プレスリリース配信の改善に取り組むことが大切です。

 

見直し④プレスリリースの内容を魅力的にする

どうしたらメディアの人にとって本質的に魅力的なプレスリリースになるかについて、アイデアを5つ挙げます。

 

⑴トレンドに即した内容を提供する

メディアにとって、読者が興味を持つトレンドに即した情報は魅力的です。

業界動向や新技術、社会問題など、注目されているテーマについて、企業や団体が独自の視点で発信することで、メディアからの反応を得ることができます。

 

⑵ユニークな視点やアプローチを提供する

同じテーマでも、独自の視点やアプローチで発信することで、メディアからの注目を集めることができます。

例えば、自社の商品やサービスをそのままプレスリリースに書くのではなく、他社との比較や業界のトレンドとの関連性など、ユニークな視点で発信することができます。

 

⑶データや統計情報を提供する

メディアにとって、具体的なデータや統計情報は非常に魅力的です。

官公庁などが公開する統計情報を盛り込んだり、あるいは自社で独自にアンケート調査を行い、発表することも有効です。

裏付けのある情報を提供することで、企業や団体の信頼性を高め、メディアからの反応を得ることができます。

 

⑷人間味のあるストーリーを提供する

企業や団体が抱える問題や課題を、人間味のあるストーリーとして発信することで、メディアからの共感や関心を得ることができます。

例えば、社員の声や取り組み、社会貢献活動など、企業や団体が取り組んでいることを、人間味のあるストーリーとして発信することができます。

 

⑸メディアにとって有益な情報を提供する

メディアは、読者にとって有益な情報を提供することが求められます。

企業や団体が、自社の知見や専門性を活かして、メディアにとって有益な情報を提供することで、メディアからの反応を得ることができます。

 

見直し⑤プレスリリース配信のタイミングを見直す

プレスリリースの配信タイミングは、反応を得る一つのポイントです。配信タイミングを見直すことで、より効果的な情報発信を行うことができます。

以下に、プレスリリース配信のタイミングを見直す方法を紹介します。

まずは、ニュース性のあるタイミングで配信することが必要です。例えば、新商品の発売や業績発表など、企業や団体にとって重要なイベントがある場合は、そのタイミングで配信することが求められます。

また、業界のトレンドに関連する情報は、そのトレンドが注目される時期に配信することが重要です。

次に、配信先のターゲット層に合わせたタイミングを見直すことが必要です。

例えば、消費者向けの情報を配信する場合は、休日やイベントなど、消費者が注目するタイミングで配信することが有効です。

一方、投資家向けの情報を配信する場合は、決算発表のタイミングや、業界のイベントがあるタイミングで配信することが効果的でしょう。

さらに、競合他社の動向を踏まえた配信タイミングもあります。

競合他社がプレスリリースを配信したタイミングに合わせて、自社のプレスリリースを配信することで、競合に負けない情報発信ができるかもしれません。

企業や団体は、ニュース性のあるタイミングやターゲット層に合わせたタイミングで配信し、反応を確認しながら、プレスリリース配信の改善に取り組むことが大切です。

こちらの記事もご参照ください。

・プレスリリースの最適タイミングは?時間帯や曜日、時期など解説します

 

まとめ

この記事では、「プレスリリース 意味ない」と感じた場合に、今すぐ見直すべき5つのポイントを解説しました。

プレスリリースの書き方や内容、配信方法の改善にも取り組むことで、反応を得る確率が高まります。

また、プレスリリースの目的を明確化し、配信先や配信タイミングを見直すことで、より効果的な情報発信が可能になります。

これらのポイントを踏まえ、プレスリリース配信の見直しを行うことで、より効果的な情報発信を実現することができます。

プレスリリースの配信においては、反応を得るために、常に改善を意識し、効果的な情報発信を行っていくことが大切です。

 

 

【参考文献】
* 「PR TIMES」広報の方必見!成功するプレスリリース配信の秘訣

* 「JBpress」プレスリリースのタイミングはいつがベストか?

 

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