プレスリリースの受付・窓口があるメディアおすすめ10選。無料で使える送付先の見つけ方
「プレスリリースはどこに送ったらいいんだろう?」と悩んでいませんか?
せっかく良いプレスリリースを作っても、送ることができなかったら宝の持ち腐れですよね。
この記事では、
・プレスリリースを送る窓口や受付はどこが良いのか?
・プレスリリースの送り先の見つけ方
について説明していきます。
※この記事は2019年12月9日に公開しましたが、2024年4月3日にリライトして再度アップしました
目次
マスメディアが公開する受付窓口の実態
さすがにネット時代ですから、マスメディア各社も情報の受付窓口として、WEBサイト上にフォームを公開したり、メールアドレスを公開したりしています。
公開しているのは良いのですが、「公開」ゆえに問題が生じています。
メディアにネタを売り込みたいPR会社やプレスリリース代行会社、企業の広報担当者たちから、ものすごい量のプレスリリースが殺到しているのです。
特に、プレスリリース配信サービスからの一斉配信で、多くのメディア編集部宛に大量の売り込みのプレスリリースが届いています。
もしあなたが、新聞社やテレビ局の公開アドレスのメールボックスを見たらびっくりするでしょう。
数分でも目を離したスキに、社のメールボックスには数十件、数百件もの大量のメールが溜まっていますから。
ウェブから届くプレスリリースは、「数打ちゃ当たる」とばかりに不特定多数のメディアにばら撒かれていると、メディアの人たちは見抜いています。
だから、その大多数は記者たちからきちんと読まれていないのが実態です。
だから私は、「手紙を出してマスコミにPRする方法」(自由国民社)を推奨しています。
今すぐ送れるメディアのプレスリリース受付窓口10選
とはいえ、「今すぐ手軽に送りたい」という方のために、
今すぐ無料で送れるプレスリリース受付窓口を下記に紹介します。
※メールアドレス
newsrelease@nikkei.co.jp
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
(参考)・日経新聞に取材依頼するプレスリリースのやり方と送付先おすすめ5部署
・ITメディア
https://corp.itmedia.co.jp/media/pr/
・マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/top/notice/press.html
・Jキャストニュース
https://secure.j-cast.com/form/post.html
・流行&トレンドニュースサイト 【 ストレートプレス 】
https://straightpress.jp/press
・INTERNET Watch
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/common/contact.html
大阪拠点の老舗ニュースサイトです。スマートニュースなど各種ニュースアプリにも記事配信しており、影響力があります。
https://gigazine.net/news/contact3/
https://gigazine.net/news/contact4/
・日刊工業新聞
https://corp.nikkan.co.jp/p/company/press
※メールアドレス
press@rocketnews24.com
※こちらの記事をご参照ください
(参考)・NHKに取材依頼(プレスリリース送付、情報提供)する方法とその送付先
「設立2年以内」の会社限定のおすすめ受付窓口
プレスリリースは、誰でも直接メディアに送れますが、一括して多数のメディアに届けることを代行する「プレスリリース配信サービス」があります。
個人的には、中小企業の場合はプレスリリース配信サービスを使っても、取材につながるケースはかなり少ないため、あまり意味がないと感じています。
ただ、スタートアップ、つまり会社設立から間がない会社向けに、プレスリリースを無料で配信できるサービスがあります。
これなら、条件に合う方はやってみても良さそうです。無料なので基本リスクがないです。
会社設立2年以内の企業向けに、設立24ヶ月までは毎月1回無料でプレスリリースを配信できるというものです。
各媒体ごとのプレスリリース受付窓口おすすめ
いくつか受付フォームのあるメディアをご紹介しましたが…
基本的に、マスメディア向けには「手紙による郵送」がおすすめです。
私が持っている国内800メディアの所在地(住所)が載った「メディアリスト」を無料でご提供していますので、ご活用ください。
プレスリリースは郵送以外にも、ファクスやメールなど、さまざまな送り方があります。ただ、メディアごとに歓迎される送り方が違います。
では、媒体ごとの送り方について解説します。
新聞社のおすすめ:郵送、ファクス
私は新聞記者を10年以上やりました。郵送で届く文書には比較的よく目を通しましたし、またファクスもよく使われています。
ファクスは、文字情報を即時に送れるメリットがあります。速報性を重視する報道機関は重宝しています。
ただ、白黒のモノクロですし、メディア側の紙を使用するので相手に負担をかけます。
文字で伝わる情報提供1、2枚ならファクスの許容範囲でしょう。
一方、郵送ならカラー写真も見てもらえますし、多少はページ枚数がかさんでも良いメリットはあります。
だから急ぎの情報でない限り、個人的には郵送で送るのがおすすめです。
(参考)
・読売新聞に取材依頼する(プレスリリース・情報提供)方法とその送付先
・朝日新聞に取材依頼する(プレスリリース・情報提供)方法とその送付先
テレビのおすすめ:郵送
まず大前提として、テレビのプレスリリース受付は基本的に、「番組ごと」です。
「テレビ局」宛に郵送しても、部署や番組は多数あるため、プレスリリースは迷子になってしまい、ほぼ誰にも見られません。
ですので、プレスリリースを送付する際はきちんと番組を特定し、番組内コーナーまで特定して郵送しましょう。これが基本です。
特にテレビ関係者は、見た目のビジュアルを重視します。その点、郵送ならカラーの画像をしっかり見てもらうことができます。
ただ、テレビ局の中でも、ニュースを担当する報道記者は速報性を重視するため、ファクスでの受信も受けているところがまだ多いです。
(参考)
・テレビに取り上げてほしい!取材依頼してTVに取材に来てもらう方法
・NHKに取材依頼(プレスリリース送付、情報提供)する方法とその送付先
雑誌のおすすめ:郵送など(※雑誌ごとに異なる)
雑誌も、郵送を歓迎するところが多いです。
ただ、雑誌によっては「メールで送ってください」と指定してくるところもあります。その場合は、指示に従ってください。
雑誌社の所在地は、テレビ局・新聞社と同じように公開されています。
だから、それぞれの雑誌の編集部に郵送しやすいはずです。
雑誌も一番良いのは、誌面をリサーチし、あなたのネタにマッチしたコーナーを特定して送ることです。
雑誌社の編集部は、「広報・マスコミハンドブック」で分かります。
所在地や電話番号などが細かに載っていますので、1冊手に入れておきましょう。
ウェブニュースのおすすめ:メール
ウェブ上にたくさん存在するニュースサイトは、さすがにメールでのプレスリリースを積極的に受けています。
そもそもウェブニュース編集部は、テレビ新聞雑誌と異なり、所在地を明らかにしていないケースが多いです。だから、郵送したくても送り先がわからないことも多いです。
多くのウェブメディアは、メールでのプレスリリースを歓迎しています。
(参考)Yahoo!ニュースに掲載される方法。ネットニュースに取り上げてもらう取材依頼はどうするか?
ウェブニュースがメールのプレスリリースを歓迎する理由
その理由として、以下のような理由があります。
1 ウェブの記事掲載スペースには限りがない
紙面(誌面)に限りがある新聞やテレビ雑誌と違って、ネットメディアは無限に情報をサイト掲載できます。
だから、際限なくいくらでも情報を載せられるという理由があります。
2 少ない編集スタッフで運営している
ウェブメディアは基本、儲かりにくい構造になっています。
ですので、どうしても編集スタッフの数を絞らざるを得ません。
少ない人員で、取材に時間をかけず、手っ取り早く記事を量産する手段として、
配信サービスからメールで届くプレスリリースに依存せざるを得ない面があります。
3 PV獲得のために多数の情報掲載が必要
上記の通り、少ない人員で、大量の記事を生産する必要があります。
記者が外に出かけてじっくり取材する余裕はない中、社内にいたまま手っ取り早く記事を次々と制作するのに、メールで届くプレスリリースはうってつけなのです。
記事の中には、プレスリリースをそのままコピペしたようなものが多く見られます。
ウェブからメディアに情報提供する際の注意点
①件名(タイトル)を工夫する
情報の中身がわかり、価値を感じてもらえそうな表現にしましょう
❌ 【即時解禁】プレスリリース
⭕️ 「猫好きのための文章教室」のお知らせ
②メール本文に情報を書く
「詳しくは添付ファイルをご覧ください」というプレスリリースがよくあります。これはいけません。
添付ファイルを開く、という手間を記者にかけさせてはいけません。
なぜなら、99%のプレスリリースの添付ファイルは開かれないからです。
忙しい記者のため、そして興味を持ってもらうために、本文でしっかり内容を記載してください。
本文を読んで興味を持たれれば、添付ファイルを開いてくれる可能性が出てきます。
③個別のメールのように書く
不特定多数に向けて送られているメール、だと相手に感じさせてはいけません。
そう感じた瞬間に、記者は読むのをやめます。
だから、上記の例文にもあるように「●新聞 社会部 ●●記者様」のように、書き出し始めましょう。
要は、通常のビジネスメールのように、個々の相手にお送りするメールという体裁に近づけるほど、受け手の記者から読まれやすくなります。
以下の記事で、プレスリリースのメールについて詳しく解説しています。
(参考)・プレスリリースのメール配信の例文と、成功するための10の方法【スパムにならない注意点も】
プレスリリースが読まれない究極の対処法は「電話」
既述の通り、今のプレスリリースは多くがメディアの人に読まれていません。
送り方としては、郵送が基本おすすめです。
ただ、伝わり方という点で言えば、「電話」は非常に効果的です。
メディアに電話をかければ、プレスリリースをメールで送るより、何十倍も取材されやすいです。
ただ、電話はもろ刃の剣です。
メディアの人は忙しいですから、失礼な売り込み電話をすると、一発で嫌われます。
逆に好かれれば、取材される可能性は格段に高まります。
好かれるのも、嫌われるのも、効果がはっきり出やすいのが電話です。が、高度なコミュニケーション力が必要です。
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正しいプレスリリースのやり方は、この動画でも説明しています。超・有料級の内容です。
文章の書き方は、こちらの本をご参考ください。
ロジカルな文章、情緒的な文章(クロスメディア・パブリッシング)
(参考)プレスリリース大全!作成〜配信〜戦略まで全20記事まとめ
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(計803)
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・全国のテレビ局(185)
・全国の新聞社(135)
・雑誌(209)
・ラジオ局、CATVなど(274)
これらの媒体名、所在地をエクセルで一覧にまとめています。
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