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記者が教える広報PRの方法

広報PR情報No.1サイト 元読売新聞記者 坂本宗之祐

(一財)建設業振興基金様の研修会で、建設業の魅力発信について講演しました


坂本宗之祐です。12月3日、一般財団法人・建設業振興基金様からお招きいただき、「職員合同研修会」でお話しさせていただきました。

東京・港区の会場に約50人の職員さんや関係者の皆様がご参加。また、オンラインにて同時中継で、全国から多数の職員さんにもご参加いただきました。

その時の様子を簡単にご紹介します。

 

講演の要旨

今回のテーマは、「建設業の魅力を発信する方法」。

建設業に限らず、どんな業種・業界においても、自分たちの魅力を広く知ってもらうための情報発信を積極的にやることが不可欠な時代です。

講演では、まず5つの情報発信手段を紹介。それは、

Facebook
Twitter
インスタグラム
YouTube
プレスリリース

情報発信の手段は、これら以外にもたくさんあるのですが、ここではSNSを中心としたメディアを挙げました。

ただ、僕は「どんなメディアを使えばいいのか?」は、本質ではないと思っています。

メディアとは、情報の入れ物です。重要なのは、その入れ物に入れる「中身」です。

つまり、どういう情報を発信するのか?こそが、情報発信の成否を分ける最も重要なポイントです。

ただ、現実は、世の中で発信されている情報の多くが、「質の低いコンテンツ」にとどまっているのです。

 

情報発信を成功させる基本原則とは?

では、どうしたら情報発信を成功させられる、質の高いコンテンツを作ることができるのか?

その答えは、極めてシンプルです。

「ターゲットが欲しい情報に寄せる」

あなたが攻略したいターゲット(読者さん)が、どういう情報を求めているのか?

ここを徹底して突き詰めていきます。

多くの企業団体は、この「相手のニーズ」をきちんと直視しないまま、ただ「自分たちが言いたいこと・宣伝したいこと」ばかり発信しています。

これでは、ユーザー・生活者からそっぽを向かれ、有効な情報発信になり得ません。

 

(参考記事)情報発信力が低い7つの理由と、発信力を高める7つの方法

 

生活者・ユーザーに刺さるコンテンツの具体的な作り方

では、どうやって相手が求める情報に寄せて、自分たちの魅力を発信したら良いのでしょうか?

建設業の例で具体的に考えてみましょう。

例えば、「若い人たちに建設業の魅力を知ってもらいたい」と考えたとします。

その時、「若者たちは、今何を求めているだろうか?」ということから考える必要があります。

いろんな若者の好みはあると思いますが、一つは「見栄え」が挙げられます。

「映える」という言葉が日常的に若者を中心に語られ、ビジュアル映えのする様子・場面を彼らは求めているのです。

そこで、「自分たちが提供できる、見栄えのする場面はどういうものか?」と考えます。

私は建設業界の門外漢なのでよく知りませんが、

・高所の鳶(とび)職の美しい所作
・建設機器の動きっぷり

こうした様子は「見栄えがする」「普段見られないレアな画像・映像」が撮れそうだと、すぐ想像できます。

これは一つの例に過ぎませんが、「自分目線」ではなく、「相手目線」でコンテンツを考えて作ることで、大きく成功の確率を上げることができます。

 

どんな企業、個人、団体、業界においても、世の中の人々を驚かせたり、喜ばせたりできるような「ダイヤの原石」の情報がどこかに必ず埋もれています。

それらを引き出し、ことば化して、狙うターゲットの人々に喜んで受け入れられるような情報発信をぜひ積極的にやっていただきたい、と願っています。

 

(参考記事)情報拡散!一気に広める方法。SNS×広報PRで最大効果を得る5手順

 

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