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記者が教える広報PRの方法

世界最大メディア出身 No. 1 コンサルタント 坂本宗之祐

すぐできるプレスリリースの方法!新聞テレビの具体的な送り方・送り先


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プレスリリースは、あなたもすぐできる。ペンと封筒さえあれば、誰でもかんたんにテレビ局や新聞社に送れる。

中小企業、スタートアップのベンチャー、個人事業主…法人でも個人でも、みんな自分で送っていい。

プレスリリース配信サービスで送ってもいいが、費用はかかるし、効果は未知数だ。

むしろ、本当に成功させたいなら「自社配信」、つまり自ら郵送したりして送ることをおすすめする。

これは、私の新聞記者としての経験から言っている。配信サービスの多くは電子メールだ。

これに対し、手書きで届くプレスリリースは、感覚的には3倍以上、場合によっては10倍、取材に至る確率が違う(新聞社の場合)。

この記事では、手書きでプレスリリースを送る理由とメリット、具体的なやり方をお伝えしていこう。

 

プレスリリース配信を自社でやるのが効果的である理由

理由を説明しよう。まず第一に、このところ宣伝色の強いプレスリリースが大量にどんどん記者たちに届いている。これに記者たちは嫌気がさしている。

マスコミと一言で言っても、メディアや部署によって取り上げるネタがぜんぜん違う。だから、「記者が欲しい情報」と「業者が届ける情報」の間にミスマッチがよく起きている。

極端に言えば、月刊ジャイアンツに、阪神タイガースの選手情報を届けるようなものだ。

私が新聞社の社会部に所属していた頃、一目で「絶対うちの新聞を読んでいないな…」と分かるプレスリリースがとても多く届いていた。

「数打てば当たる」と、送る当事者は思っているのだろう。

だが、無関係なメールやファクスを毎日受ける身にもなってほしい。毎日、ゴミ箱はあふれかえっている。

取材したくなるどころか、むしろ逆にその会社に悪い印象を抱いてもおかしくはない。

この時に記者が感じる正直な気持ちは、次のようなものだ。

「公共財であるマスコミを、自社の宣伝・利益のために利用しようとしている悪質な業者だな」

 

・記者は、自社配信のプレスリリースを好む

しかし、きちんと自ら送り先を選び、そのメディア・部署にふさわしい情報を適切に提供できれば、それは「宣伝」「売り込み」にならない。

記者たちから「良い情報をありがとう!」と、感謝される行為になる。

その差は、まさに天と地ほどの違いだ。

記者たちは日々、ネタに飢えている。狂おしいほど「良い記事を書きたい」と日々考えている。

そうした人々に適切なニュース素材を提供すれば、あなたは記者から天使のように崇められるだろう。

害虫のような迷惑業者になるか?拝んで感謝される天使になるか?あなたはどちらになりたいだろうか?

 

 

自社でプレスリリースを送るメリット

「自社で送れと言われても、ウチにはマスコミのリストがない。業者に頼めば分かるじゃないか」と言われるかもしれない。

だが、そのリストの送り先は、あなたの会社・事業に最適化されたリストではない。つまり、その他大勢の会社のプレスリリースが、日々大量に送られている送り先だ。

もしその配信サービスを使い続けるなら、あなたの会社は、いつまでも「その他大勢のひとつ」にとどまり続ける可能性がかなり高い。

しかも、利用し続ける限り、その業者にお金を払い続ける必要がある。

だが、自社で送るのであれば、まったく状況は異なってくる。

まず、自社で開拓していったマスコミの送り先(メディアリスト)は、自社の財産になっていく。

コツコツ送る。そしてコンタクトを取る。その積み重ねをしていくたびに、あなたは部署名、担当者名、メールアドレス、ファクス番号、などを知ることができる。

財産は着実に増えていく。しかも自社で送れば、送るコストもぐっと抑えられる。

 

・「メディアリスト」の自社保有は、広報の生命線 

ビジネスにおいて、「顧客リスト」が極めて重要な意味を持つことは、常識だ。

江戸時代の呉服店は、火事になったら何よりも真っ先に大福帳(顧客リスト)を持って逃げたという。

たとえ建物や商品がなくなっても、顧客リストさえあれば商売はいくらでもやり直しがきく、と彼らは知っていた。

それは、マスコミ人脈でもまったく同じことが言える。

それほど大事な「リスト」を外部に握らせ続けるのは、自らの生殺与奪を外部に預けるのと同じことだ。

もしあなたがプレスリリースにこれから取り組むなら、いきなり大きくやる必要はない。新聞社やテレビ局、1社に1通送るなど、小さく始めてもいい。

大量生産・大量消費の時代は終わった。それはプレスリリースでも同じことだ。

無差別に送りまくれば、効果がないどころか、「迷惑業者」のらく印を押されるリスクすらある。

 

プレスリリース送り先の調べ方

ここまで、自分でマスコミに情報を届けることがいかに重要か、おわかりいただけたことだろう。

「では、どうやって送り先は調べたらいいの?」という疑問がわくことだろう。

それは簡単だ。マスコミの連絡先一覧は、かんたんに入手できる。

・マスコミ電話帳

・広報・マスコミハンドブックPR手帳

どちらか一冊でいいので、書店やアマゾンで買っておこう。

これらには、テレビ局、新聞社、雑誌、その他もろもろのメディアの所在地、電話番号、メールアドレスといった連絡先が一覧で載っている。

これを見ながら、ピックアップしていく。これが第一段階だ。

大事なのは、「数打ちゃ当たる」という安易な考えで、数を稼ごうとしないことだ。

できるだけ、送り先のメディアを実際に手にとって、記事を読むなり、番組を観るなりしてほしい。

その上で、「このメディアには、このような情報を提供したら喜ばれるのでは?」と仮説を立て、内容をすり合わせていく。

だから、まったくの広報初心者であれば、最初は無理せずに1社〜5社くらいから始めるくらいでもいい。

自分が宣伝したいことありき、で一方的に売り込みをして、撃沈するケースが後を絶たない。

できるだけ、メディア1社1社と向き合うことがとても重要だ。その態度は、確実に相手に伝わる。「うちを理解してアプローチしているな」と。

たとえすぐ記事には至らならなかったとしても、必ずチャンスがやってくる。功を焦らないことだ。

マスコミといっても、向こうにいるのは生身の人間。そこを忘れないでほしい。

 

新聞社の地方の取材拠点の調べ方

マスコミ電話帳や広報ハンドブックには、全国の新聞社の本社は載っている。

しかし、ここには「地方の取材拠点」は載っていない。

本社よりも地方の取材拠点の方が、はるかに記者と接触しやすい。このメリットを生かさない手はない。

 

(1)各社ウェブサイトで調べる方法

それら地方の取材拠点は、各社のウェブサイトで見つけることができる。

・読売新聞

・朝日新聞

・毎日新聞

・産経新聞

・日本経済新聞

・NHK

 

(2)iタウンページで調べる方法

あるいは下記「iタウンページ」なら、「あなたの地域名」と「新聞社」で検索すれば、地元の新聞社の所在地・電話番号を一挙に見つけることができる。

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(3)公共図書館で調べる方法

手っ取り早いのは、あなたの地元にある公共の図書館に足を運ぶ方法だ。

公共図書館はほぼ必ず、その地域で発行されている新聞をとっている。

それぞれの新聞の「地域面」をチェックすれば、「所在地」「電話番号」などが記されている。

 

送り先を細かくターゲティングする

さて、ここまででメディア各社の連絡先までは分かったはずだ。

しかし、それではまだ不十分だ。

「・・新聞社 御中」

「・・テレビ放送 御中」

だけで送っては、なかなか記者に読んでもらえない。新聞もテレビも、扱うジャンルはかなり幅広い。

これではあなたのプレスリリースは、マスコミの社の中で迷子になってしまうか、放置されてしまう。

そうならないために、あなたの情報に興味を持つ可能性がある記者にきちんと届くよう、送り先の「部署」まで指定しよう。

新聞なら、

社会面なのか?

経済面なのか?

生活面なのか?

教育面なのか?

東京(地域)面なのか?

などなど、きちんと明記しよう。

主要な新聞社への具体的な送り先は、以下の記事を参考にしてほしい。

 

 

テレビの場合は基本、番組ごとに送る。

例えばフジテレビなら

めざましテレビなのか?

とくダネ!なのか?

ノンストップ!なのか?

みんなのニュースなのか?

・・・などなどの中から選ぶ。

 

そして、これだけでもまだ十分とは言えない。

その中の人の「氏名」を突き止めてほしい。

あなたは、その中の人とこれから出会い、関係を築いていく。

これが、あなたの会社に最適化された「メディアリスト」になっていく。

テレビなら、その番組の中の「コーナー」まで指定したい。大きな番組であれば、スタッフは100人以上いるからだ。

こうして、記者やディレククターらと接触し、個人的な関係を築いていってほしい。

 

もちろん、一番最初にプレスリリースを送るときは、部署名、番組名までで精いっぱいかもしれない。最初はそれでいい。

だが、コンタクトを重ね、電話で話したり、会って名刺交換したりしていくことで、少しずつ名前が分かる人の数が増えていく。

やがて電話一本、メール一本でやりとりできる関係になり、取材・掲載を立て続けに獲得している人は何人もいる。

ただ、言うまでもないことだが、最も大事なのは送る内容、つまり「プレスリリースにニュース価値があるかどうか?」だ。

 プレスリリースの書き方は、この記事を読んでおこう。

 

記者が教えるプレスリリースの書き方 初心者向けテンプレートを公開 – 記者が教える広報PRの方法記者が教えるプレスリリースの書き方 初心者向けテンプレートを公開  

  

まとめ

プレスリリースは、まったく難しくない。数社からでいいので、小さく始めることをおすすめめしたい。

その方法は「郵送」で基本は大丈夫だ。メールは、テレビ局や新聞社には読まれないのであまりお勧めしない。

郵送の送り先は、書店やアマゾンで売っている「マスコミ電話帳」「ハンドブック」などを足がかりにしよう。

そこから始めて、あなただけのメディア人脈リストを少しずつ充実させていけばいい。

ブログやSNSの場合、普通なら仮に1日に5000~1万人にでも見てもらえたら万々歳だ。

しかし新聞なら5000部程度は、ミニコミ紙レベルに過ぎない。全国に20万部、30万部の新聞社はゴロゴロある。

全国紙なら、700〜800万部に上る。テレビでも、番組によっては1000万人超が目にする。

これらマスコミを活用していけば、あなたの事業は一気に加速していくだろう。

あなたの活動を必要としている多くの方に知らせていってほしい。

私が書いた「手紙を書いてマスコミにPRする方法」という本がある。こちらも参考にしていただけると幸いだ。


手紙を書いてマスコミにPRする方法(自由国民社)

  

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